「バリューチェーン全体での提携は、我々の戦略の一部であり、今日リサイクルに至らない供給元からのプラスチック廃棄物を解放するために、ますます必要とされています。」と、ライオンデルバセルの循環型・低炭素型ソリューション担当取締役副社長であるYvonne van der Laan氏は述べています。さらに、「これらの選別施設からの材料は、オランダの既存の機械リサイクル施設およびドイツの潜在的な高度リサイクル施設を支えるだけでなく、廃棄物の流れを最適化し、付加価値を推進することを可能にします。」と、付け加えました。
「この協力により、現在ではまだリサイクルが否定されているプラスチック廃棄物について、納得のいく解決策を作り出しています。」と、EEW Energy from WasteのCEOであるBernard M. Kemper氏は述べています。また、「EEWは、まず選別施設を建設し、プラスチックを選別して原料サイクルに回収します。」とのことです。
EEW Energy from Waste GmbH(EEW)は、廃棄物および下水汚泥の熱回収分野における欧州の主要企業の1つです。EEW Energy from Wasteはすでに気候と資源の保護に重要な貢献をしており、循環経済における重要な役割を果たしています。当社グループは現在、17の事業所で年間約500万トンの廃棄物を処理しています。工場では1,400人を超える従業員が、廃棄物に蓄えられたエネルギーの利用、廃棄物の減量化、廃棄物に起因する危険を安全に影響なく除去すること、金属くずや複合材料をリサイクルすることなどを確実に実施しています。また、廃棄物に含まれるエネルギーを有効利用し、工場のプロセススチーム、住宅地の地域熱供給、環境に調和した持続可能な電気を生み出しています。将来のビジョンとして、2030年までに気候変動に左右されない、2040年までに気候変動にプラスになることを目標に掲げています。二酸化炭素の削減にプラスして、主要な施策として施設での二酸化炭素の回収を行います。回収された炭素は、一部は地下に貯蔵されるか、将来の炭素中立経済において化学製品の貴重な原料として利用されます。