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国内の昆虫食市場について調査を実施、その結果を発表した。
【調査結果】
◆2021年における昆虫食市場は、前年から約6割増の10.8億円となっている。市場としてはまだニッチであるものの、2020年5月に良品計画の「コオロギせんべい」が発売となったことで認知が拡大し、トライアルユーザーを取り込むことに成功した。特に、環境問題を自分事として捉えている若年層は、サステナブルフードとしての昆虫食に強い関心を示しており、2020年から2021年にかけての急激な成長に貢献している。
◆昆虫食は2013年に国際連合食糧農業機関(FAO)が「食品及び飼料における昆虫類の役割に注目した報告書」を発表したことで、サステナブルフードとして認知を広げ、欧米を中心に事業化に向けた技術開発や安全性試験が進められてきた。しかし、日本では昆虫を食品として扱うためのルールが未整備の状態が続き、海外原料が割高なこともあって利用と認知が進まない状況が続いていた。
◆良品計画の「コオロギせんべい」は大手ブランドが昆虫食に参入した初めての事例として注目され、エンドユーザーと食品メーカーに昆虫食の持つ環境的な付加価値を広げる契機となっている。また、2021年以降、食用昆虫のコストパフォーマンスや将来性、参入の容易さに注目したスタートアップ企業が続々と参入しており、これまでの課題だった原料供給の少なさが徐々に改善されつつある。
◆今後の国内市場の成長に向けては、トライアル層のロイヤルユーザー化だけでなく、より広いユーザー層へアプローチしていくことが必要となっており、昆虫の持つ栄養・おいしさなどを活かしていくための用途開発が重要性を増している。
◆当レポートでは現状の国内昆虫食市場の動向を参入企業の取り組みと市場規模の観点から分析し、市場成長に必要な要素を視える化。今後の事業戦略の策定に資するデータとして提供する。
【調査要覧】
<調査対象企業>
グリラス、TAKEO、アールオーエヌ、FUTURENAUT、MNH、日本サプリメントフーズ、オールコセイ、エコロギー、
BugMo、CricketFarm、アルファリンク、フエゴインターナショナル、太陽グリーンエナジー、ODD FUTURE、
エリー、Join Earth、大五通商、ミヤコ化学、サントレック、良品計画、敷島製パン、キャナリィ21 他
【調査実査日】
2022年10月~12月
<資料名>
2023年 昆虫食市場の最新動向と将来展望
―若年層以外にユーザーを広げていくため、さらなる用途開発がカギに―
URL:https://www.tpc-osaka.com/c/food/mr110230604
発刊日:2023年1月18日 頒価:108,900円(税込99,000円)
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000274193&id=bodyimage1】
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【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
設立:1991年8月
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよびコンサルティング、調査資料の作成・販売
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
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