Global Survey社の編集者を務めるイタリアの美容外科医ジャンルカ・カンピーリオ博士は次のように述べています。「これらのデータは前年に経験したCOVID-19の美容外科手術件数の減少から回復したことを明確に反映しています。さらに、その数字はパンデミック前の手術件数を越えています。興味深いことに、脂肪吸引をはじめとする「体輪郭形成」と呼ばれる美容外科手術の件数が増加していることに私たちは着目しました。この手術は最も一般的な美容外科手術のランキング首位に躍り出て、何年もの間トップに位置していた豊胸手術の件数が初めて追い抜かれる結果となりました。また、腹壁形成術、大腿リフト手術、豊尻術においても同様の上昇傾向が見られます。また、豊胸手術件数の低増加率、および、それに連動して乳房インプラントの除去手術件数が増加しているというデータは、乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)の発症に関する報告書が発表がされた翌年に私たちが目にした変化を反映しています。」