【ams OSRAMプレスリリース】ams OSRAM、新たな514 nmレーザー製品の提供を開始 ～アルゴンイオンレーザーの代替となる小型・低コスト・大幅長寿命を実現～
Dream News 2022年10月18日 12:00:00
・ams OSRAMの新しいPLT5 522FA_Pファミリーは、ライフサイエンス分野のアプリケーションにおける精密な波長要求に対応
・この新しい半導体レーザーを使用する機器メーカーは、従来のアルゴンイオンレーザーと比較して、非常に小型・低コストで、大幅に長寿命というメリットを獲得
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※本プレスリリースは、2022年10月6日にオーストリア・プレムシュテッテンで発表したプレスリリースの抄訳版です。
光学ソリューションのグローバルリーダーであるams OSRAM（日本地域統括バイスプレジデント：神永眞杉、SIX：AMS）は、514 nmの特定波長を出力する初の商用汎用品としての半導体レーザーエミッタ、Metal Can（R） PLT5 522FA_P-M12を発売しました。この製品は、研究および診断などのライフサイエンス分野における多くのアプリケーションでの活用が期待されます。
標準の514 nm（±1nm）レーザーダイオードを採用したノンカスタム製品により、科学機器や計測機器メーカーは、従来、ピーク波長514.5 nmのレーザー発光に用いられてきたアルゴンイオンレーザーを置き換えることが可能になります。PLT5 522FA_P-M12のような半導体レーザーは、一般にアルゴンイオンレーザーよりも費用対効果が高く、より小型で、動作寿命も長く、煩雑な水冷機構が不要です。また、シングルモードレーザーダイオードは重量がわずか数グラムであり、冷却や電源に数キログラムを要していたアルゴンイオンレーザーに比べて非常に軽量です。
レーザーダイオードを用いた514 nmエミッタモジュールの製造は、これまで特定の波長でビニングしたレーザーダイオードのカスタマイズに相当の手間を要することが妨げとなっていました。この新しい514 nmのレーザーダイオードは、顧客がVBG（体積型ブラッググレーティング）または外部共振器設計を用いた狭帯域幅を作り出すことを可能にし、ラマン分光やホログラフィなどのアプリケーション向けに帯域幅をさらに0.1 nm未満に縮小できます。
514 nm±1nmで50 mWの光出力を持つレーザーダイオードPLT5 522FA_P（Bin M12）は、514 nm領域の蛍光色素や各種サードパーティ製レンズと互換性があります。このため、このレーザーダイオードは、ライフサイエンス分野における次のような多くのアプリケーションに適しています。
・フローサイトメトリー、共焦点顕微鏡、分光法
・材料の同定と分析
・診断
・DNAシークエンシング
・法医学的分析
PLT5 522FA_P-M12レーザーダイオードは、ams OSRAMが製造する標準部品として供給され、正規販売チャネルを通じて入手することができます。
ams OSRAMのシニア製品マーケティングマネージャー、Thomas Brandesは次のように述べています。「科学機器市場は、PLT5 522FA_Pレーザーダイオードファミリーの514 nmバージョンにより、光学精度や性能を損なうことなく、かさばる高価なアルゴンイオンレーザーを置き換える、持続可能で生産に適したメリットを得られるようになります。本製品は、まさにこれらのオプションを市場に提供し、高い波長精度で動作パラメーターの性能を維持します。お客様においては、交換までの寿命がはるかに長い高品質のレーザーダイオードにより、材料コストの削減と省スペース化を実現できます」
PLT5 522FA_P-M12レーザーダイオードのサンプルは現在入手可能です。ams OSRAMは、レーザーエミッタにドライバとレンズを組み合わせ、コリメートされたビームを生成するデモモジュールも開発しています。サンプル請求やPLT5 522FA_P-M12レーザーダイオードの詳細情報については、製品ページ（*1）をご覧ください。
（*1）https://ams-osram.com/products/lasers/color-lasers-eel/osram-metal-can-to56-plt5-522fap
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000268355&id=bodyimage1】
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000268355&id=bodyimage2】
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※関連画像 左:
ams OSRAMによる初の商用オフザシェルフ型半導体レーザーエミッタ、Metal Can（R） PLT5 522FA_P-M12は、研究および診断のライフサイエンス分野における多くのアプリケーションで必要とされる514 nmの特定波長出力を生成します。
画像：ams OSRAMグループ
※関連画像 右:
ams OSRAMの新しい半導体レーザーPLT5 522FA_P-M12は、従来のアルゴンイオンレーザーと比較して、非常に小型・低コストで、大幅な長寿命を実現します。
画像：ams OSRAMグループ
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●ams OSRAMグループについて
ams OSRAM Group（SIX: AMS）は、光学ソリューションのグローバルリーダーです。我々は光にインテリジェンスを持ち込み、イノベーションへの情熱を注ぐことで人々の生活を豊かにします。これが我々の言う「Sensing is Life」を意味します。
合わせて110年以上の歴史を持つ当社は、想像力、深いエンジニアリングの専門知識、そしてセンサーと光の技術におけるグローバルな生産能力を提供できることが主な特徴です。当社は、コンシューマー、自動車、ヘルスケア、インダストリーの各分野のお客様が競争力を維持することを可能にするイノベーションを創出し、環境負荷の軽減を行う一方で、健康、安全、利便性の面で生活の質を向上させるイノベーションの推進を行っています。
世界中の約24,000人の従業員は、センシング、イルミネーション、ビジュアライゼーションの分野でイノベーションを起こし、運転をより安全に、医療診断をより正確に、そして日々のコミュニケーションをより豊かにしています。画期的なアプリケーションのために創出された技術は、15,000件以上の登録済みまたは出願中の特許に反映されています。プレムシュテッテン／グラーツ（オーストリア）に本社を置き、ミュンヘン（ドイツ）に共同本社を置くグループは、2021年に50億ユーロを超える連結収益を達成し、SIXスイス証券取引所にams-OSRAM AGとして上場しています（ISIN: AT0000A18XM4）。
詳細情報はこちらをご覧ください：https://ams-osram.com/
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