チップメーカー、デバイスメーカー、ソリューションプロバイダー、エンドユーザー、業界団体からなるTSNエコシステムのコラボレーションは、CC-Link協会(CLPA)によるCC-Link IE TSN、PROFINET over TSN(PROFINET CC-D)、OPC UA FXといったプロトコルおよびデバイスの両面で、成長と差別化に新たな可能性を開くTSNソリューションを進展させています。この共同作業は、あらゆる種類のトラフィックが共存可能な、真に統一された高性能ネットワークインフラの構築に重点が置かれています。このコラボレーションで実現したシンプルで柔軟かつ拡張性の高い自動化アーキテクチャは、有線/無線TSNを介したエンドツーエンドの定時性ネットワーキングによって、プラグアンドプロデュース製造とエッジインテリジェンスを促進します。
台湾のリソグラフィー分野における大手トータルソリューションプロバイダーであるELS System Technologyのプログラマブルロジックコントローラ部門でアシスタントバイスプレジデントを務めるRyan Huang氏は次のように述べています。「Moxaは、産業用イーサネットとネットワーキングに関して豊富な専門知識をもち、高帯域幅のコネクティビティを実現するTSNソリューションを市場投入しています。これは、大量のデータ伝送および統合ネットワーク上のタイムクリティカルでミッションクリティカルな産業用アプリケーションに求められる高品質サービスを可能にするものです。また、MoxaのTSNソリューションは、大きく要件の異なる多数のトラフィッククラスをサポートしています。これにより、同一のオープンかつ標準的なネットワークを使用して、ネットワークトラフィックに関する正確なモーションコントロールデータをリアルタイムで収集できるため、私たちにとっても非常に有益です。加えて、インフラの保守や拡張も容易なことから、ネットワークの経済合理性を高めるとともに、総所有コスト(TCO)の低減にも寄与します。」
◆Moxaのタイムセンシティブネットワーキング(TSN)テクノロジー開発への取り組み Moxaは、革新的な産業用接続テクノロジーおよびソリューションの構築に注力しています。Moxaは、TSNテクノロジー開発に対する取り組みの一環として、TSNソリューションが市場に出る前に、その安定性と信頼性を保証するため、世界で最も重要な6つのTSN相互運用性テストベッドに積極的に参加しています。MoxaはTSNテクノロジーの進化に継続的に関与しており、お客様が、統一されたオープンスタンダードのイーサネットインフラストラクチャを使用してIIoTおよびIndustry 4.0へと移行できるよう支援しています。Moxaが参加している6つのテストベッドは次のとおりです。 ・ Industrial Internet Consortium (IIC) TSNテストベッド ・ Labs Network Industrie (LNI) 4.0テストベッド ・ Edge Computing Consortium (ECC) OPC UA TSNテストベッド ・ Alliance of Industrial Internet (AII) TSNテストベッド ・ China Electronics Standardization Institute (CESI) TSNテストベッド ・ Taiwan Institute for Information Industry (III) TSNテストベッド
Moxaについて Moxaは、産業用IoT(Industrial Internet of Things, IIoT)を実現可能にするエッジコネクティビティ、産業用コンピューティング、ネットワーク・インフラ・ソリューションのリーディングプロバイダです。業界における35年以上の経験から、全世界中にて8,200万以上ものデバイスを接続し、80ヶ国以上のお客様へのサービスネットワークを持ちます。産業用通信インフラに信頼性の高いネットワークと誠実なサービスを提供することで持続的なビジネス価値をお届けします。Moxa製品に関する情報は、Moxa企業サイト(https://www.moxa.com/jp/)をご参照ください。