医療情報システム(EMR:Electronic Medical Record、EHR:Electronic Health Record)は、業務効率化や情報連携を図るシステムとして、医療施設(病院や一般診療所)に導入されている。市場は、電子カルテを中核に形成されており、地域医療連携・地域包括ケアにおいて医療情報の電子化が重要視されるだけでなく、院内においてもチーム医療・クリティカルパスなど、医療における大きな変革にIT化は不可欠なツールとなっている。 また、2010年には診療録の外部保存が解禁されたことで民間事業者側のデータセンター等での診療情報の保管が認められ、クラウド型の電子カルテや医用画像管理システム(PACS)の市場も形成されており、普及が進んでいる。