スマートフォンを利用して展示解説などを楽しめるミュージアム向け無料ガイドアプリ「ポケット学芸員」(開発元:早稲田システム開発株式会社(東京都新宿区))のサービスが、令和4年3月25日にパルテノン多摩ミュージアム(東京都多摩市)に導入されました。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000256724&id=bodyimage1

■導入の背景とポケット学芸員選定理由
導入の背景として、まずミュージアムのリニューアルに合わせて館蔵資料やさまざまな地域の資料にアクセスできるデジタルアーカイブ構築を行う必要があったことがあげられます。パルテノン多摩ミュージアムのリニューアルでは、現地にでかけて多様な地域の文化・環境資源にアクセスする「地域まるごと博物館(エコミュージアム)」が構想されていて、どのような場所でも気軽に解説を読むことができるポケット学芸員は「地域まるごと博物館」の実現にも必要なツールと考えたとのことです。また、ミュージアムのリニューアルにあたって募集した市民学芸員による調査成果を継続的に博物館コンテンツに生かしていくことも必要だったため、導入費用が安価で、更新性の高いI.B.MUSEUM SaaSが適しているとの結論に至ったそうです。ポケット学芸員は、現地での解説が可能なだけではなく、展示室での展示解説代わりにもなり、入力すれば多言語対応も可能なため海外のお客様へのご案内ツールとして使用したり、新型コロナで遠出がしにくい方にも当館の展示内容を楽しんでいただいたりすることができます。そうした多様な来館者・未利用者の方への対応が可能なことも魅力だったとのことです。

■配信コンテンツの特徴
現在配信しているのは主に展示室のパネルの内容になっています。今後はパネルに掲載している図版なども見られるように登録を進め、さらに「地域まるごと博物館」の特色となる現地で読める解説や市民学芸員の調査成果も追加していく予定とのことです。なお配信開始にあたっては「文化庁 博物館等の文化施設インバウンド強化事業」の補助を受け、日本語に加え、英語、韓国語、中国語(簡体字)でも配信をしています。

■パルテノン多摩ミュージアムについて
多摩市には、開発によってつくられた多摩ニュータウンの街並みが広がる一方、開発前から伝わる文化や、昔からある寺社や石仏、昔のくらしの名残である里山なども残されています。また、多摩ニュータウンや多摩市には多くの博物館などの学べる場所がたくさんあります。パルテノン多摩はこの豊かな多摩市全体を「地域まるごと博物館」ととらえ、ミュージアムはその入口として市民や市民学芸員とともに活動していきます。まちのさまざまな情報を調べられる手段も用意しました。展示を通して、まちを再発見できる新たな視点を手に入れて、まちを歩いてみませんか。

■ポケット学芸員の概要
「ポケット学芸員」は、スマートフォンを利用して展示解説を閲覧・視聴できるガイドアプリです。ひとつのアプリを複数のミュージアムで共用的に使える点が特徴で、スマートフォンにインストールしておけば、全国のサービス実施館で展示ガイドを利用することができます。
ガイド内容は、それぞれの博物館・美術館が独自に工夫して制作する仕組みを採用。館によってテキスト画面だけでなく写真や動画、音声など多様なスタイルで情報が配信されています。

アプリホームページ : http://welcome.mapps.ne.jp/pocket
アプリのFacebookページ : https://www.facebook.com/pocketcurator/?fref=ts

<2022年3月時点でサービス提供中および提供予定のミュージアム>
北海道博物館/北海道開拓の村/札幌芸術の森美術館/札幌芸術の森野外美術館/アイヌ文化交流センター(サッポロピリカコタン)/だて歴史文化ミュージアム/史跡北黄金貝塚公園/中島・湖の森博物館/洞爺湖有珠山ユネスコ世界ジオパーク/史跡入江・高砂貝塚/入江・高砂貝塚館/洞爺湖芸術館/八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館/八戸市博物館/史跡根城の広場/岩手県立博物館/仙台市博物館/石巻市博物館/歴史と文化の美術館 わらべの里/諸橋近代美術館/いわき震災伝承未来館/ミュージアムパーク茨城県自然博物館/予科練平和記念館/徳川ミュージアム/歴史と未来の交流館/群馬県立土屋文明記念文学館/飯能市立博物館 きっとす/入間市博物館ALIT/旧石川組製紙西洋館/旧黒須銀行/造幣さいたま博物館/埼玉県立近代美術館/浦安市郷土博物館/世田谷区立次大夫堀公園民家園/松岡美術館/新宿区立漱石山房記念館/パルテノン多摩ミュージアム/くにたち郷土文化館/慶應義塾大学/八王子市絹の道資料館/賀川豊彦記念松沢資料館/福生市郷土資料室/北区飛鳥山博物館/桑都日本遺産センター八王子博物館/東京家政大学博物館/紙の博物館/世田谷区立郷土資料館/世田谷区立岡本公園民家園/昭和館/船の科学館/消防博物館/田端文士記念館/郷さくら美術館/青梅市郷土博物館/横須賀美術館/神奈川県立歴史博物館/ニュースパーク(日本新聞博物館)/大和市つる舞の里歴史資料館/あつぎ郷土博物館/小林古径記念美術館/富山県[立山博物館]/富山県水墨美術館/瞑想の郷/高志の国文学館/小松市立博物館/福井市立郷土歴史博物館/名勝養浩館庭園/福井県立歴史博物館/福井県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館/敦賀市立博物館/長野市立博物館/髙橋まゆみ人形館/松本市時計博物館/松本市山と自然博物館/日本童画美術館 イルフ童画館/窪田空穂記念館/松本市立博物館/大垣市守屋多々志美術館/岐阜県博物館/大垣市日本昭和音楽村江口夜詩記念館/中津川市鉱物博物館/大垣市立図書館/大垣市奥の細道結びの地記念館/大垣市歴史民俗資料館/多治見市モザイクタイルミュージアム/刈谷市歴史博物館/彦根城博物館/滋賀県立琵琶湖博物館/史跡草津宿本陣/草津市立草津宿街道交流館/向日市文化資料館/大阪市立東洋陶磁美術館/逸翁美術館/大阪国際平和センター(ピースおおさか)/造幣博物館/大阪市立科学館/神戸ビーフ館/小林一三記念館/姫路市立美術館/但馬牛博物館/奈良文化財研究所/松江歴史館/松江ホーランエンヤ伝承館/島根県立美術館/岡山県立美術館/ふくやま文学館/造幣局広島支局造幣展示室/湯本豪一記念日本妖怪博物館(三次もののけミュージアム)/中原中也記念館/萩博物館/高松市公文書館/香川県立ミュージアム/瀬戸内海歴史民俗資料館/高松市美術館/菊池寛記念館/高松市埋蔵文化財センター/高松市平和記念館/高松市讃岐国分寺跡資料館/特別史跡讃岐国分寺跡史跡公園/上島町岩城郷土館/愛媛県総合科学博物館/高知市立自由民権記念館/高知県立坂本龍馬記念館/高知県立歴史民俗資料館/高知県立美術館/横山隆一記念まんが館/嘉麻市立織田廣喜美術館/福岡アジア美術館/筑前町立大刀洗平和記念館/北九州市立文学館/北九州市立いのちのたび博物館/佐賀県立博物館・美術館/佐賀県多久市/長崎歴史文化博物館/熊本県立美術館/熊本県立装飾古墳館/熊本博物館/臼杵市歴史資料館/種子島開発総合センター「鉄砲館」/かごしま環境未来館/鹿児島県歴史・美術センター黎明館/鹿児島県立博物館/天城町歴史文化産業科学資料センター「ユイの館」/

ポケット学芸員は、 GooglePlay/App Storeにて、無料でダウンロードいただけます。「ポケット学芸員」と検索してください。 本リリースをスマートフォンでご覧いただいている方は、以下URLからもダウンロードいただけます。

iOS: https://itunes.apple.com/jp/app/pocket-curator/id1088763931?mt=8
Android: https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.waseda.pocket.curator
(推奨OS :android 5.0以上 iOS 10.0以上)

【導入施設】
パルテノン多摩ミュージアム
〒206-0033 東京都多摩市落合2丁目35番地
042-375-1414(9:00~22:00 休館日を除く)
https://www.parthenon.or.jp/





配信元企業:早稲田システム開発株式会社
プレスリリース詳細へ

ドリームニューストップへ
情報提供元: Dream News
記事名:「 ミュージアム展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」がパルテノン多摩ミュージアムに導入されました