エヌピーディー・ジャパン フードサービスシニアアナリストである、東さやか(あずま・さやか)は、今後の展望について、次のように話します。「日本のワクチン接種率は12月末に78%にまで達し、新規感染者数は10月から激減し、12月まで感染拡大が抑えられてきました。 10/25から時短要請やアルコール自粛は東京都などの一部の制限を除いて解除され、居酒屋などは依然厳しい状況ですが、外食・中食全体としては10月に想定以上に回復し、11月も維持しました。さらに、Go To Eatキャンペーン再開も回復を後押しし、年末年始は少人数の友人や家族での忘年会の実施も増加しました。年明け1月以降は、感染力の高いオミクロン株で新規感染者数は急増し、地域により時短など営業自粛制限なども始まったため、今後回復は鈍くなることが予想されます。また、コロナ禍におけるデリバリー、テイクアウト増加のトレンドは継続が見込まれます。少人数の友人とのホームパーティー需要は商機の1つになると考えられます。イートインについては、おひとり様向けの施策、家族連れには外食の楽しみを提供できるサービス施策が有効でしょう。」