株式会社データリソースは、ITR(アイ・ティ・アール)の調査レポート「ITR Market View:エンドポイント・セキュリティ対策型/情報漏洩対策型SOCサービス市場2021」を2021年12月9日に販売開始しました。調査ハイライトによると、マネージドEDR(Endpoint Detection and Response)サービス市場は、監視対象のEDRソリューションを拡大するサービスベンダーや、中堅・中小企業をターゲットにしたサービスベンダーの参入などにより、マネージドEDRサービス市場のCAGR(2020~2025年度)は22.4%、2025年度は186億円に達すると予測しています。


調査ハイライト

マネージドEDRサービス市場の2020年度の売上金額は67億8,000万円、前年度比73.8%増となりました。大企業を中心にEDR市場は拡大を続けていますが、EDRは日々適切な運用を行わなければ導入効果が得られないため、慢性的なセキュリティ人材不足から運用にかかる負荷が課題となっています。そこで、セキュリティサービスベンダーがEDRの構築・ライセンス販売だけでなく、SOCでEDRの監視・分析を行い、インシデント発生時の初動対応支援などを行う、マネージドEDRサービス込みで提供するケースが一般化し、同サービスの参入ベンダーが増加しています。EDRベンダーの増加およびEDRの導入拡大に伴い、監視対象のEDRソリューションを拡大するサービスベンダーや、中堅・中小企業をターゲットにしたサービスベンダーの参入も見られ、市場は成長を続けています。このような背景から、2021年度は前年度比53.5%増の104億1,000万円を見込んでおり、マネージドEDRサービス市場のCAGR(2020~2025年度)は22.4%、2025年度は186億円に達すると予測しています。

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ITRのコンサルティング・フェローである藤 俊満は、「ランサムウェアや標的型攻撃など複雑かつ高度なサイバー攻撃が増加しており、エンドポイント周りも従来のアンチウイルスだけでは不十分という認識が定着し、EDRの導入が加速しています。しかし、EDRが検知する不審な振る舞いを適切に判断し、処理することはユーザー企業には難しく、専門のSOCサービス(マネージドEDRサービス)を利用するケースが増えています」とコメントしています。

レポートのポイント
◆セキュリティ脆弱性診断サービス市場:
スマートフォンアプリケーション診断など診断対象メニューの拡充により、2019年度は前年度比15.8%増、2020年度も同13.3%増と2桁成長を継続
◆スレットインテリジェンスサービス市場:
未知の脅威を可視化・予測するサービスとして、2019年度は前年度の2倍以上、2020年度も同90.7%増と2倍近い伸びで急拡大を予測
◆BCP対策構築運用支援サービス市場:
2019年度は前年度比14.9%増、2020年度は新型コロナウイルス対策の影響で前年度比19.8%増と伸び率上昇の見込み
※特に記載のない場合、全て売上金額ベース

【このレポートについて】
ITR Market View:エンドポイント・セキュリティ対策型/情報漏洩対策型SOCサービス市場2021
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【ITR(アイ・ティ・アール)について】
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情報提供元: Dream News
記事名:「 マネージドEDRサービス市場のCAGR(2020~2025年度)は22.4%、2025年度は186億円に達すると予測【ITR調査報告】