子育て情報メディア「コズレマガジン」を運営する株式会社コズレ(本社:東京都千代田区、代表取締役:田中穣二郎、以下コズレ)は、2021年6月に実施した「育児用品におけるレンタル・サブスクリプションサービス利用状況に関する調査」についてまとめ、その一部を本日8月17日に公開いたします。

1.はじめに
先に報告した『育児用品におけるレンタル・サブスクリプションサービス利用状況に関する調査~Part1 レンタル編~(注1)』では、使用期間が限られる「育児用品」であっても、そのレンタルには消極的であるという現状が明らかになった。

近年、レンタルと類似するサービスとして、音楽配信サービス等の「サブスクリプション」をよく耳にするが、育児用品の場合はどうであろうか。第2弾では、育児用品におけるサブスクリプションの利用状況について報告する。

(注1)http://www.cozre.co.jp/blog/6607

2.調査
調査主体:子育てマーケティング研究所
調査方法:インターネット・リサーチ
調査期間:2021年6月15日(火)~6月23日(水)
調査対象:妊娠中および生後0ヶ月~2歳の子を持つママパパ
有効回答者数:1,505名(妊娠中551名、生後0ヶ月~2歳954名)

3.考察
(1)育児用品のサブスクの認知率は約4割
全被験者のうち「サブスクリプション(以下 サブスク)」を知っていると回答した被験者(n=1,109)に「育児用品のサブスクサービスをご存じですか」という質問を行ったところ、「知っている」と回答した人の割合が41.84%と半数に満たないことから、いまだ認知度が低いことが分かる(図1)。

「育児用品のレンタルサービス」について同様の質問をした結果、「知っている」と回答した人の割合が90.35%であったことと比較すると、その認知度の低さは明白である(図2)。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000241814&id=bodyimage1

(2)育児用品のサブスクの利用経験者は非常に少ない
次に、前問で「育児用品のサブスクを知っている」と回答した被験者のうち、生後0ヶ月以上のお子さまを持つママパパ(n=301)に育児用品のサブスクの利用経験について聞いたところ、利用経験があると回答したのはわずか12.96%であった。育児用品のサブスクを知ってはいるが利用したことがない人たちが約9割もいるということである。

さて、利用商品ごとに見ると、「おもちゃ(8.31%)」「絵本(3.65%)」「ベビーベッド(2.99%)」の順に多かった(図3)。とくにおもちゃは、赤ちゃんの成長にあわせて繰り返し商品を選ぶことができる点が、サブスクの特徴とマッチしたと言えそうだ。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000241814&id=bodyimage2

世帯年収ごとに比較すると、年収が高くなるほど「サブスク」の認知度および利用度が高くなることがわかる。年収が高い世帯ほどサブスクと購入を使い分けている傾向があると考えられる(図4)。

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(3)育児用品をサブスクした理由は「ものを増やしたくなかったから」
育児用品をサブスクした理由としては、「ものを増やしたくなかったから」が56.41%と最も多く、次に「使用期間が限られているため買わずに済ませたかったから(30.77%)」が多かった。

レンタルにおいては「買わずに済ませたかったから(64.80%)」が最多であったことから、レンタルはひとつの商品を一定期間継続利用するサービスであるため「必要なものを購入せず利用したい場合」に、一方、サブスクは特定のカテゴリー内の商品を繰り返し利用するサービスであるため「多くの種類のものを利用したいがものを増やしたくない場合」に向いていると考えられる。

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(4)育児用品サブスクのメリットは「収納での悩み解決」、デメリットは「価格」に対する不満
続いて、育児用品のサブスク利用経験がある生後0ヶ月以上のお子さまをもつ被験者(n=39)に、そのメリット・デメリットを聞いた。メリットは「収納スペースや管理に悩む必要がなかったこと(51.28%)」「多くの商品を気軽に試せたこと(46.15%)」「初期費用が安いため利用開始のハードルが低かったこと(23.08%)」が上位にあがった(図6)。

収納・管理スペースに悩まなくて済むという魅力は、レンタル・サブスクともに強く認識されていたが、「多くの商品を気軽に試せたこと」はレンタルにはないメリットであり、差別化ポイントとして消費者に支持されていることが分かった。

しかし、「利用すればするほどお得だったこと(2.56%)」をあげる声は少なく、現状のサービスでは、利用回数や利用点数に制限があるケースが多いためだと考えらえる。また、「利用したいときに利用できたこと(15.38%)」をあげる声も少なく、登録から利用開始までのハードルの高さがうかがえる。

一方、デメリットを見ても、「長期間利用すると割高になってしまったこと(33.33%)」「契約期間中は利用しなくても料金が発生してしまうこと(25.64%)」が上位にあげられている。こうしたことから、「サブスク」がより浸透するには「利用しやすい料金プラン」の設定や「利便性」の見直しが一層必要になると思われる。

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http://www.cozre.co.jp/blog/6641


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出典:「育児用品におけるレンタル・サブスクリプションサービス利用状況に関する調査(株式会社コズレ)」
http://www.cozre.co.jp/blog/6641
(子育てマーケティング研究所 http://www.cozre.co.jp/blog/
(cozre[コズレ]マガジン http://feature.cozre.jp/

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コズレでは、子育てナレッジシェアメディア「cozreマガジン」(https://feature.cozre.jp/)と子連れのおでかけ情報に関する投稿・検索サイト「cozreコミュニティ」(https://www.cozre.jp/)を運営しており、妊娠中から小学生低学年の子どもを持つ20代~40代のパパ・ママを中心に全国で340万人以上(月間ユニークユーザー)が利用し、4年半で80万世帯・親子160万人に登録をいただき、会員数は順調に拡大しております。また、コズレ会員を調査パネルとしたマーケティングリサーチでは、累計550万以上の回答を収集してきました。このような国内最大級・コズレ独自の子育てビッグデータを核に、子育て世帯層へのマーケティングソリューションを提供しております。

【企業概要】
名称:株式会社コズレ/Cozre Inc.  URL: http://www.cozre.co.jp/
所在地:東京都千代田区霞が関3-3-2 新霞が関ビル18F(1801B号室)
設立:2013年7月1日
会社HP:https://www.cozre.co.jp/
役員:田中穣二郎(代表取締役)、小川正樹(取締役)、松本大希(取締役)、早川修平(取締役)、刑部徹(取締役)
事業内容:インターネットメディア事業
子育て情報マッチングプラットフォーム「cozreマガジン」(https://feature.cozre.jp/
子連れのおでかけ情報に関する投稿・検索サイト「cozreコミュニティ」(https://www.cozre.jp/
受賞歴:新日本有限責任監査法人「EY Innovative Startup 2018」Child Rearing部門代表受賞
東京都中小企業振興公社地域振興ファンド(第10回)支援事業、
経済産業省公募「創業補助金(地域需要創造型等起業・創業促進事業)」認定



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記事名:「 株式会社コズレ、『育児用品におけるレンタル・サブスクリプションサービス利用状況に関する調査~Part2 サブスク編~』を公表