実務派「女性取締役」が主流となる時代へ 現在、コーポレートガバナンス・コードの改訂や経団連の2030年30%チャレンジなどの影響で、「女性社外取締役」の需要が非常に高まっています。一方で、「2020 Japan Spencer Stuart Board Index」によると、女性社外取締役の平均年齢は、日経225社では66.0歳 、TOPIX 100社では65.8歳※1であり、その多くは複数社を兼任しているという結果で、経営ボードへの女性進出は保守的な傾向となっています。しかし、今期の状況をみると、コラボラボが無作為に抽出した上場企業86社のうち、新任の女性社外取締役を登用した企業は38社、そのうち、55歳以下の女性社外取締役の比率は36.8%、40代は26.3%と現役世代の比率が高まっている傾向がみられています。さらにその約6割は、初めての社外取締役の就任となっており、新たな人選を行う企業も増加している状況です。
※1 参照元:Spencer Stuart 『2020 Japan Spencer Stuart Board Index』