弊社は2月17日、2021年1月28日までに日本の特許庁で公開された「基板材料用 液晶ポリマー関連技術」について、特許分析ツール「Biz Cruncher」を用い、参入企業に関する調査結果をまとめ、レポートの販売を開始しました。

耐熱性や吸水性に加え、低誘電性により高周波信号の伝送に優れた液晶ポリマーは、5G通信向けの次世代基板材料として注目を集めています。今回の調査では、日本の特許庁で公開されている基板材料用の液晶ポリマー関連技術について、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースに、特許の質と量から総合的に見た評価を行いました。

集計の結果、「総合力ランキング」では、1位 住友化学、2位 村田製作所、3位 クラレとなりました。

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1位 住友化学の注目度の高い特許には、「芳香族液晶ポリエステル溶液組成物をシート状繊維強化材に含浸させた樹脂含浸基材」や「低い線膨張率及び高い機械的強度を有する液晶ポリエステルフィルム」などが挙げられます。

2位 村田製作所は「導体パターンが形成された液晶ポリマーからなる基材を積層した多層基板」や「絶縁基材と金属箔との接着強度が高く、高周波領域における伝送損失が低く、反りや接着剤の染み出しが軽減された金属張積層板」などが注目度の高い特許として挙げられます。

3位 クラレの注目度の高い特許には、「接着性に優れ、構造体内部における過度な分子流動を抑制するとともに、等方性を有する熱可塑性液晶ポリマー構造体」や「熱可塑性液晶ポリマーの表面に金属箔を積層させた金属張積層体を、ロール式で効率よく製造する方法」などが挙げられます。

4位 東レは「金属密着性及び引張特性に優れるフィルムを得ることのできる積層体用液晶ポリエステル樹脂」などが、5位 パナソニックは「高周波特性に優れ、回路パターンの位置精度が良好な回路基板の製造方法」などが注目度の高い特許として挙げられます。
6位以下では、JX金属、ENEOS、ポリプラスチックス、住友金属鉱山、佳勝科技(台湾)などの企業が上位にランクインしています。

本分析の詳細については、特許・技術調査レポートの「基板材料用 液晶ポリマー関連技術」にてご覧いただけます。

■価格:100,000円~(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/news/2021/02/lcp.html

■特許・技術調査レポートについて
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情報提供元: Dream News
記事名:「 【基板材料用液晶ポリマー関連技術】特許総合力ランキング トップ3は住友化学、村田製作所、クラレ