株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、国内のデジタルセラピューティクス市場を調査し、現状や課題、参入企業動向、将来展望を明らかにいたしました。

1.調査結果概要

デジタルセラピューティクス(Digital Therapeutics、以下「DTx」)は、「デジタル技術を用いて疾病の予防や診断、治療などの医療行為を支援したり実施したりする医療機器プログラムのうち、患者が使用するもの」で、米国をはじめとする海外では既に普及しつつある。
日本においては2015年頃から開発が始まり、2020年12月に、日本初のニコチン依存症患者向けDTxが上市された。また、2019年からは国内外DTx開発企業と協業した、製薬企業の参入が表面化し始めるなど、注目度が急速に高まっている。2021年以降はさまざまなDTxの上市が徐々に進み、2025年頃にはDTxの普及が本格化し始めると予測する。

2.注目トピック~DTx参入企業の多様化が見込まれる

国内DTx市場では、DTx開発企業や国内外のDTx開発企業と協業する製薬企業の参入に加え、一般ヘルスケアアプリを展開する企業が、自社アプリをDTx化する動きが表面化し始めている。加えて、今後は医療情報システム・医療機器関連企業や生命保険会社など様々なプレイヤーが参入し、市場が活性化することが見込まれる。

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調査要綱
1.調査期間: 2020年11月~2021年1月
2.調査対象: デジタルセラピューティクス参入企業
3.調査方法: 当社専門研究員による直接面談(オンライン含む)、ならびに文献調査併用
4.発刊日:2021年01月29日

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情報提供元: Dream News
記事名:「 【矢野経済研究所プレスリリース】デジタルセラピューティクス(DTx)の普及動向調査を実施(2021年)~国内のデジタルセラピューティクスは2025年頃には普及が本格化し始めると予測~