2020年度は上期を中心に、コロナ禍による顧客在宅率の増加や、多くの企業が業績悪化に伴う広告出稿抑制を行ったことで広告媒体費用が低下し、オフラインの通信販売での新規獲得効率の上昇、費用減少によるCPO(Cost Per Order)の改善に繋がった健康食品製造・販売業が多く見られた。 品目別にみると、‘コロナ太り’ の問題が顕在化する中でダイエット関連や、新型コロナウイルスの第一波収束後に運動関連の需要が急増し、プロテインが大きく伸長する動きが見られた。また、全般的に健康意識への高まりが強まる中で、ビタミンなどの基礎栄養素関連や、血圧や体脂肪など自身で計測できる生活習慣病予防関連指標への対策を機能とする機能性表示食品などが好調に推移している。