本リファレンス デザインは絶縁型帰還に特許取得済み絶縁技術を使っています。その技術はInde-FluxTMトランステクノロジと呼ばれるもので、Würth Elektronik eiSos社にライセンスされています。Inde-Fluxトランス(製品番号: 750318659)はこのInde-Fluxテクノロジを採用しており、またWürth Elektronik eiSos社がこのIPを使って製造した初めてのトランスであり、Microchip社の15 W MCP1012オフライン リファレンス デザイン(https://www.microchip.com/developmenttools/productdetails/partno/EV37F82A)の一部として販売されているものです。このトランスは信号電源と信号通信を1デバイスに統合しており、オプトカプラによる帰還も独立した信号用トランスも不要です。このリファレンス デザインは、従来型の平面型パルストランスを使った方法、オプトカプラや信号用トランスを使う従来型の設計にも対応しています。このInde-Fluxトランス、MCP1012(https://www.microchip.com/wwwproducts/en/MCP1012) AC/DCコントローラ、SAM D20シリーズ32ビットMCUを組み合わせて2次側の制御を可能にしています。
15 W MCP1012オフライン リファレンス デザインには、1次側補助電源を不要とするための15 Wオフライン電源設計の主な機能要素とファームウェアが含まれています。そのため電化製品、スマートスピーカ等各種アプリケーションで、オプトカプラを不要とする事を含めシステムをシンプルにできます。Würth Elektronik eiSos社との提携により、Inde-Fluxトランステクノロジを各種電圧および電力レベルの標準およびカスタムトランス設計に、必要に応じて適用できます。
「弊社のInde-Fluxテクノロジを採用したWürth Elektronik eiSos社のトランス、MCP1012 AC/DCコントローラ、SAM D20シリーズ32ビットMCUを組み合わせる事で、ユニークなオフライン電源管理ソリューションを生み出す事ができます」とMicrochip社アナログ、パワー、インターフェイス部門副社長のRich Simoncicは述べています。「これらのデバイスを使うと、オフライン電源を利用した多くの絶縁型アプリケーションで使われている1次側と2次側の機能要素間の複雑な双方向通信を、シンプルかつ信頼性の高い方法で実装できます。2次側MCUを備えたシステムでこのソリューションを使った場合、バイアス電源の基板面積を最大60%削減でき、バイアス電源の部品コストを3米ドル以上低減できます。」
開発ツール 15 W MCP1012オフライン リファレンス デザインと一緒にユーザガイド、回路図、部品表、設計ファイル、ファームウェア、デモユニットを提供します。MCP1012 AC/DCコントローラ向けの1 W評価用ボード(DT100118)も提供します。
在庫/供給状況 15 W MCP1012オフライン リファレンス デザイン(製品番号: EV37F82A)は本日より提供を開始いたします。DT100118 1 Wリファレンス デザインも本日より提供を開始いたします。MCP1012-V/EKAは本日より5,000個単位で受注を開始いたします。