近年、糖尿病で「がん」のリスクが高まることが示唆され、糖尿病の方にとっても「がん」の予防や早期発見に向けた対策が重要になっています。しかしその一方で、コロナ禍でがん検診の受診者数が減り、がんの発見や治療が遅れることが懸念されています1)。このような背景の下、自宅でもできる唾液一滴がん検査の受検者が増えており、昨年度の4,224検体(2019年4月1日から2020年3月31日まで)に対して、今年度は5,822検体 (2020年4月1日から11月11日時点 )となっており、唾液がん検査を受ける人が昨年度の1.4倍となりましたことを発表します。

【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000225916&id=bodyimage1

■糖尿病で「膵がん」のリスクが1.85倍
世界保健機関(WHO)は、毎年11月14日を『世界糖尿病デー』に定めています。現代の日本において国民病ともいわれている糖尿病。厚生労働省の調査によると、平成28年の時点で「糖尿病が強く疑われる人」と「糖尿病の可能性を否定できない人」の合計は約2,000万人と推計されています。2)
近年、糖尿病と「がん」のリスクとの関係が注目を集めています。日本糖尿病学会と日本癌学会による合同委員会の報告では、日本人の糖尿病患者は非糖尿病患者よりも、何らかの「がん」にかかるリスクが1.2倍高く、特に膵がん発症のリスクに関しては1.85倍も高いとされています。3)
がんの発生には、肥満や糖尿病に伴う高インスリン血症が関係することが想定されています。そのため、禁煙や節酒、栄養バランスの良い食生活などを心掛け、肥満や糖尿病、ひいてはがんを予防することが大切です。特に糖尿病の方には、万が一がんになっても、早期に発見できるような対策が必要です。



■通常の健診で発見しにくい「膵がん」のリスクも唾液1滴で判定
株式会社サリバテック(本社:山形県鶴岡市、代表取締役:砂村眞琴、以下「当社」)は、唾液1滴で、膵がんを含め5種類の「がん」に現在かかっているリスクが分かる検査『サリバチェッカー (R) 』を提供しています。
当社代表の砂村は、24年間にわたり、東北大学の第一線で、がん研究やがん治療に貢献してきた消化器外科医です。様々な「がん」の中で、砂村が特に警鐘を鳴らすのは「膵がん(すいがん)」です。膵がんは初期段階では自覚症状がほとんどありません。また、膵臓は胃の後ろに隠れており、通常の健診では膵がんを早期に発見することは困難です。そのため、発見された時点ではすでに進行していることが多く、患部を切除できる患者さんは約20% 、切除しても5年間生きるのは難しく、20~40%程度です。
「こんなに元気なのになぜ手術できないのですか。」という患者さんの悲痛な想いと向き合い続けた砂村は、臨床医、研究者、そして社長としての活動を続け、「もっと早くがんを発見できれば」という積年の願いを『サリバチェッカー (R) 』として結実させました。



■コロナ禍により福利厚生等で検査する人が1.4倍に
コロナ禍により、いまだ医療施設の受診に抵抗を覚える人も多い中、自宅でも簡単にできるがん検査『サリバチェッカー (R) 』に対して多くの方からご関心をお寄せいただき、今年度は5,822検体(11月11日時点、昨年度年間実績の1.4倍)となっております。
Withコロナ時代にあっても、本検査をご活用いただくことで、糖尿病の方も含め、一人でも多くの方に「がん」の早期発見・早期治療の機会を逃さないでいただきたいと考えております。


■『サリバチェッカー(R)』の特長
『サリバチェッカー (R) 』は、唾液中の代謝物質の濃度を高精度に分析し、がんで異常値を示す物質の濃度をAI等で解析することで、現在のがん罹患リスクを判定します。唾液を採取し、サリバテックへ郵送するだけで検査が可能なため、からだ・気持ちに負担をかけることなく、一度の検査で複数のがん(男性:肺がん、大腸がん、膵臓がん、口腔がんの4種。女性:乳がんを加えた5種。)の罹患リスクを調べることが可能です *。
本検査は、全国の医療機関(医科・歯科)約1,100箇所のほか(2020年11月11日現在)、SOMPOホールディングスをはじめとする当社の協業先を通じて各種団体(健康保険組合や企業等)向けに提供されています
* 本検査のみでがんにかかっているかどうかを確定することはできませんので、本検査を受けた場合でもがんの確定診断には従来型のがん検診・検査を受ける必要があります。

出典元:1)Maringe C, Spicer J, Morris M, et al. The impact of the COVID-19 pandemic on cancer deaths due to delays in diagnosis in England, UK: a national, population-based, modelling study
Lancet Oncol 2020;21: 1023-34.

出典元:2)厚生労働省「平成28年 国民健康・栄養調査結果の概要」
https://www.mhlw.go.jp/file/04-Houdouhappyou-10904750-Kenkoukyoku-Gantaisakukenkouzoushinka/kekkagaiyou_7.pdf

出典元:3)春日雅人ほか「糖尿病と癌に関する委員会報告」2013 年 56 巻 6 号 p. 374-390
http://www.fa.kyorin.co.jp/jds/uploads/jds-jca_report.pdf




【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000225916&id=bodyimage4

■会社概要
株式会社サリバテック
【設立】  2013年12月3日
【代表】  代表取締役 砂村 眞琴
【住所】  山形県鶴岡市覚岸寺字水上246番地2
【従業員】 20名(2020年5月現在)
【資本金】 4億9355万円
【事業内容】・スクリーニング検査事業(衛生検査所登録番号 庄内保健所 第6号)
・新規スクリーニング開発事業
・検査受託におけるプラットフォーム開発
【URL】  https://www.salivatech.co.jp/

株式会社サリバテックについて
「もっと早い段階で、がんを発見することができたら…」医師としての辛い経験と、一人でも多くの患者さんを救いたいという強い想いから、起業を決意。
医師である砂村眞琴が代表を務める株式会社サリバテックは、慶應義塾大学を中心とした多数の大学と共同で研究を重ね、患者さんから採取した少量の唾液から、複数のがんのリスクがわかる『サリバチェッカー(R)』を開発しました。
将来的には、手軽に唾液でできる様々な病気の検査を提供していきたいと考えています。

<報道関係者お問い合わせ先>
株式会社サリバテック 広報事務局
TEL:03-5411-0066  FAX:03-3401-7788  E-mail:pr@netamoto.co.jp
担当:小室(携帯:090-5537-8309)
担当:杉村(携帯:070-1389-0175)




【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000225916&id=bodyimage5



配信元企業:株式会社サリバテック
プレスリリース詳細へ

ドリームニューストップへ
情報提供元: Dream News
記事名:「 11月14日は世界糖尿病デー 糖尿病は「がん」のリスクに コロナ禍、唾液がん検査を受ける人 1.4倍に増加 早期発見が難しい「膵がん」にも対応