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2019年度の市販用めん類市場は、前年度比2.0%増の9,561億円となった。同市場は、新型コロナウイルス感染拡大による消費者の外出自粛の影響から内食ニーズが拡大し、年度終盤に需要が一気に増加したことで、各カテゴリーともプラス推移となっている。当資料では、市販用めん類(即席めん・冷凍めん・チルドめん・乾めん・パスタ)の市場を種類別、フレーバー別、容器別などで分析するとともに、各社の商品開発動向や広告・販売戦略などについてもレポートしている。
概要
◆市販用めん類の市場規模は2019年度で前年度比2.0%増の9,561億円となった。新型コロナウイルス感染拡大による消費者の外出自粛の影響から内食ニーズが拡大し、年度終盤に需要が一気に増加したことから、各カテゴリーともプラス推移となった。2020年8月現在、感染拡大の収束の兆しは見えない状況であり、今後も内食需要の高止まりが続くとみられる。このことから、めん類市場は2020年度も引き続き全般に伸長する方向にあり、同2.1%増の9,762億円となる見込み。
◆2019年度のカテゴリー別の動向をみると、即席めんは前年度比1.5%増。2019年6月の価格改定の影響で伸び悩むブランドもみられたが、各社の主力ブランドを中心に新アイテムの投入やプロモーションの実施が積極的に行われ市場の活性化が図られた。冷凍めんは同4.2%増。即食・個食ニーズに対応した商品仕様が消費者に支持されており、カテゴリーの中では最も伸長率が高かった。チルドめんは同1.0%増。簡便志向の高まりや、他のめんとの競合などにより長期的にダウントレンドであったが、コロナ禍の特需により前年を上回った。その他、乾めんは同2.4%増、パスタは同3.8%増となった。
◆めん類の商品化傾向としては、これまで以上に簡便・即食ニーズに対応した開発が進んでいる。冷凍めんではより簡便さを追求した商品として「WiLDish」(マルハニチロ)が発売された。同品は袋がそのまま皿がわりになる商品で、従来のトレータイプよりさらに簡便さを極めた商品として差別化が図られている。また、チルドめんでは“水でほぐす”過程も不要な「そのまんま麺」(日清食品)が発売された。さらに、パスタでは時短調理ニーズに対応した「早ゆでタイプ」が好評を得ている。
◆その他、健康志向に対応した商品も拡大している。即席めんでは、明星食品が、スープを残した場合に摂取する食塩相当量の目安が一目でわかる容器「しおケアカップ」を導入し、減塩ニーズに対応している。またチルドめんでは、シマダヤが業界初の機能性表示食品(食後の血糖値上昇を抑える)を発売。パスタにおいても「糖質オフ」、「プロテイン強化」、「全粒粉入り」、「グルコマンナン入り」など健康訴求アイテムの品揃えが増加傾向にある。
◆当該資料では、市販用めん類(即席めん・冷凍めん・チルドめん・乾めん・パスタ)の市場を種類別、フレーバー別、容器別などで分析。さらに、各社の商品開発動向や広告・販売戦略などを明らかにしており、今後のめん市場におけるマーケティング活動に資するレポートとなっている。
【調査対象】
◆市販用めん類
・即席めん
ドライめん(フライ・ノンフライ)、LLめん
・冷凍めん
素材めん、具付めん
・チルドめん
生めん、ゆでめん、むしめん
・乾めん
機械めん、手延そうめん類
・パスタ
ドライパスタ(国産パスタ、輸入パスタ)
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000221240&id=bodyimage1】
TPC市場調査レポート
「2020年 めん類の市場分析調査」
―コロナ禍で需要増!簡便・即食ニーズが一層進む―
詳細はこちら>> http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr110200536
資料体裁:A4判75頁
発刊日:2020年8月18日
頒価:97,000円(税抜)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110
【本件に関するお問い合わせ】
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配信元企業:TPCマーケティングリサーチ株式会社
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