SAPジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 洋史、以下SAPジャパン)と株式会社アイ・ピー・エス(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:渡邉 寛、以下IPS)は、本日、株式会社カナデン(本社:東京都中央区、代表取締役社長:本橋 伸幸、以下 カナデン)が、グローバル経営管理基盤として、「SAP S/4HANA(R)」を採用したことを発表しました。

本プロジェクトは、6月29日にSAPジャパンがパートナー企業とともに提供開始を発表したインテリジェントエンタープライズ標準ソリューションモデル(以下 i-ESM)(注1)を採用した国内初のプロジェクトです。システムの構築およびプロジェクトマネジメントは、IPSが実施します。

カナデンは、113年の歴史を持つ、三菱電機グループ・東証一部上場のエレクトロニクス技術商社です。FAシステム、ビル設備、インフラ、情通・デバイスの4分野で「製品×技術=ソリューション」を提供する技術商社として、各種メーカーや官公庁など幅広い業界に製品を納めています。

カナデンでは、これまでスクラッチ型の独自システムを利用していました。しかし、長年の利用によりシステムが複雑化し、バックオフィス作業の煩雑化による営業効率の低下が課題となっていました。

次期システムとして複数候補がある中、SAP S/4HANA(R)を選択し、IPSのi-ESMを採用した大きな理由の一つは、IPSの「EasyOne Trading」(注2)には、カナデンの複雑な業務にも対応できる業務フローやアウトプットが用意されていたからです。そのため、システム構築そのものに時間や人的リソースをかけることなく、自社の業務を見直すことに集中できます。また、これまでの基幹系システム導入には何十億もの予算が必要であり、プロジェクトも長期間にわたっていましたが、「EasyOne Trading」を採用することで、短期間での導入が可能となり、その分コスト削減にもつながります。
また、IPSは商社への導入実績が豊富でプロジェクト推進ノウハウが期待できることと、単なるシステム導入だけではなくIPSの持つ高い企業コンサルティング能力により、将来にわたってカナデンの成長を支えることが期待されることも今回の選択の理由として挙げられます。

カナデンは、SAP S/4HANAを導入し、業務の見直しを図ることで、会社全体の生産性向上とお客様に対するサービスレベルを向上し、顧客満足度を高めることを目指しています。また、SAP(R) Analytics Cloudを導入し、経営の可視化に加え、現場での情報活用の推進や、将来予測、より精緻な経営計画を目指していきます。

注1
i-ESM は、基幹システム(ERP)および人工知能(AI)、機械学習(ML)、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)等の最新デジタル技術の導入短縮化と業務品質向上を支援するための標準ソリューションモデルです。SAPジャパンより2020年6月から提供が開始されました。

注2
「EasyOne Trading」は、IPSが20年以上かけて様々な総合商社、専門商社や卸業のお客様 から学んだノウハウを実装し、統制の準拠や情報の統合性を崩さずに、多様できめ細かな商社の仕事の実現を可能にした、安全・簡単なシステムの導入と活用コンサルティングサービ スをパッケージングしたAll-in-Oneパッケージです。

以上

SAPジャパンについて ( https://www.sap.com/japan
SAPジャパンは、SAP SEの日本法人として1992年に設立されました。SAPはインテリジェントエンタープライズを基盤とするエクスペリエンス企業として、エンタープライズ・アプリケーション・ソフトウェアの市場をリードし、あらゆる業種・規模の企業の成功を支えています。世界中の商取引売上の77%は何らかのSAPシステムを使用しており、SAPのマシンラーニング、IoT、高度なアナリティクスの技術は、企業のビジネスを「インテリジェントエンタープライズ」に変革していくことに寄与しています。SAPは、人々や組織が的確なビジネス判断を行うための洞察力を深めるサポートをし、高い競争優位性を実現するための協業を促進しています。よりシンプルになったSAPの技術により、企業はボトルネックにわずらわされずに目的に沿ってソフトウェアを最大限に活用できるようになります。SAPのエンド・ツー・エンドのアプリケーションスイートとサービスは、世界25業種における企業および公共事業のお客様が利用し、ビジネスにおいて利益を上げ、絶え間ない変化に適応し、市場における差別化を実現するサポートをしています。お客様、パートナー、社員、ソートリーダーなどのグローバルネットワークを通して、SAPは世界をより良くし人々の生活を向上させることに貢献しています。

SAP、SAPロゴ、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はドイツにあるSAP SEやその他世界各国における登録商標または商標です。またその他記載された会社名およびロゴ、製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。

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株式会社アイ・ピー・エスについて ( http://www.ips.ne.jp/
IPSは、SAP社が提供するSAP ERPの導入・本番稼動後のシステム運用・保守サポートにおいて、お客様の業務改革を支援する企業です。1997年の設立以来150社以上の導入実績を持つ、SAP社のプラチナパートナーの1社(※2020年6月現在)です。
定期的に開催しているセミナーでは、参加者アンケートでは94%が「参考になった」とご回答頂いており、お客様へ基幹システムの最新情報をご提供するとともに、お客様から直接ご質問頂くことで、ご不安な点や疑問点を解消して頂ける場をご提供しております。(http://www.ips.ne.jp/seminar/index.html

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情報提供元: Dream News
記事名:「 エレクトロニクス技術商社のカナデンがSAP S/4HANA(R)を採用決定 ~i-ESM初のプロジェクトをアイ・ピー・エスが推進~