【研究結果】マインドフルネス研修による自律神経機能向上の効果について

変化に対応できるしなやかな心のビジネスパーソンと組織育成を目指しているレジリエ研究所(代表取締役:市川佳居、本社:東京都港区)は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)Steve Cole教授の指導の下、一橋大学、芝浦工業大学等とのコラボにより、労働者を対象者とし、マインドフルネス研修の効果測定を2019年7月~8月に行いました。それにより、ストレスの生理学的指標である交感神経および副交感神経の機能の向上による心身の健康への影響が示唆され、第93回日本産業衛生学会(2020年5月)にて発表をいたしましたので、2020年8月18日(火)にご報告いたします。

■ 今回の研究結果のポイント

1.  レジリエ研究所のデザインによる60分間のマインドフルネス研修を行なったことにより研修前と比較して心拍数が低下し、自律神経を整えることが示唆された。(結果1 その1)

2.  さらに、このマインドフルネス研修を続けたところ、各セッションごとに心拍数が低下し、マインドフルネスの効果は研修後も持続することが示唆された。(結果1 その2)

3.  交感神経活動と密接な関係をもつ収縮期血圧が研修前と比べて、有意に低下した。(結果2 その1)

4.研修を3回続けたところ、収縮期・拡張期どちらも血圧が有意に低下した。(結果2 その2)

5.マインドフルネス研修前と比べて心拍数の揺らぎ(HRV)が上昇した。HRVはストレスのある人は低く、リラックスしている人は高く、副交感神経の機能を示しており、マインドフルネスは交感神経だけなく、副交感神経の機能も向上させることが示唆された。(結果3 その1)

6.マインドフルネス研修を続けたところセッションを重ねるごとにHRVの数値が高まり、マインドフルネスを続けることで、ストレス状態は改善しリラックス状態を作り出すことが示唆された。コロナ禍により、労働者の不安、ストレスへの対処のツールが求められており、レジリエ研究所デザインによる労働者向けマインドフルネス研修を導入することにより、ストレス低下に貢献できるといえます。(結果3その2)

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【調査期間】
2019年7月~8月
【調査対象】
様々な業種の労働者16名(男性5名、女性11名、平均年齢男性39.2、女性46.9)
【方法】
各回のマインドフルネス介入の前後に指尖脈波センサーによるHRV(心拍変動)の測定、血圧、心拍数の測定を行った。HRVは各セッションごとに3回測定した。1回目測定は自然な呼吸で行い、2回目は、60秒に6呼吸になるように呼吸を整えて測定し、2回目と3回目の間にグループマインドフルネス介入を行ったあと、3回目として、60秒に6呼吸になるように呼吸を整えて測定した。

【レジリエ研究所のマインドフルネス講座に関して】
2020年3月より、コロナ禍でのレジリエンス向上のため、また、感染防止の配慮から、レジリエ研究所では、オンラインにてマインドフルネス研修を行っています。
https://resilielab.org/service/

【お問い合わせ先】
レジリエ研究所株式会社
電話:03-5843-7688
メール:info@resilie.co.jp
担当:宮澤
お問合せ:https://resilielab.org/contact/



配信元企業:レジリエ研究所株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 マインドフルネスでストレス低減が実証されました