- 週間ランキング
株式会社パテント・リザルトは7月9日、独自に分類した電気機器業界の企業を対象に、2019年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された特許件数を企業別に集計した「電気機器業界 他社牽制力ランキング2019」をまとめました。この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2019年に最も引用された企業はパナソニック、次いで東芝、三菱電機となりました。
【画像 https://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000216955&id=bodyimage1】
※以下の企業をパナソニックグループとしてまとめています。
パナソニック、PANASONIC INTELLECTUAL PROPERTY CORPORATION OF AMERICA、
パナソニックIPマネジメント
1位 パナソニックの最も引用された特許は「撮像装置及び微小レンズアレイの製造方法」に関する技術で、大日本印刷の計10件の審査過程で引用されています。このほかには「チップ型電子部品とその製造方法」に関する技術が引用された件数の多い特許として挙げられ、ロームの「チップ部品」の拒絶理由として引用されています。
2019年にパナソニックの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は、三菱電機(544件)、次いでシャープ(275件)、キヤノン(258件)となっています。
2位 東芝の最も引用された特許は「生活支援装置および生活支援方法および広告情報提供方法」に関する技術で、任天堂などの計7件の審査過程において引用されています。このほかには「有機電界発光素子、照明装置及び照明システム」に関する技術や「画像圧縮通信装置」に関する技術などが、引用された件数の多い特許として挙げられます。
2019年に東芝の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は、三菱電機(253件)、次いでパナソニック(194件)、キヤノン(178件)となっています。
3位 三菱電機の最も引用された特許は「車載情報表示制御装置」に関する技術で、本田技研工業の「車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム」関連特許などの審査過程において拒絶理由として引用されています。
2019年に三菱電機の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は、パナソニック(307件)で、デンソー(204件)、東芝(151件)と続いています。
そのほか、4位の日立製作所は「列車の運行ダイヤに変更が生じたときに、運用計画をあわせて再作成を行う技術」、5位のソニーは「半導体モジュール及びMOS型固体撮像装置」が、最も引用された特許として挙げられます。
【ランキングの集計対象について】
日本特許庁に特許出願され、2019年12月までに公開されたすべての特許のうち、2019年1月から12月末までの期間に拒絶理由(拒絶理由通知または拒絶査定)として引用された特許を抽出。
本ランキングでは、権利移転を反映した集計を行っています。2020年5月29日の時点で権利を保有している企業の名義でランキングしているため、出願時と企業名が異なる可能性があります。
業種は総務省の日本標準産業分類を参考に分類しています。
また弊社では、本ランキングの詳細データを下記の通り販売しています。
【電気機器業界 他社牽制力ランキング2019 ご提供データ】
納品物:以下のデータを収納したCD-ROM
1)ランキングトップ50社
電気機器業界の被引用件数上位50社のランキング
2)被引用件数上位100件のリスト
電気機器業界の被引用件数上位100件及び引用先の特許との対応を掲載
価格:50,000円(税抜)
【本件に関するお問い合せ先】
株式会社パテント・リザルト 事業本部 営業グループ
Tel:03-5802-6580
Fax:03-5802-8271
ホームページURL https://www.patentresult.co.jp/
配信元企業:株式会社パテント・リザルト
プレスリリース詳細へ
ドリームニューストップへ