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昔は宮城県の一家に一棹はあったという「仙台箪笥」。美しく丈夫な箪笥は、代々親から子へと受け継がれてきました。その凛と佇む堂々たる風格の中には、歴史の重みと職人たちの熱い情熱が宿っています。
宮城県の伝統的工芸品に指定されている「仙台?笥」の歴史は古く、慶長年間、伊達藩主伊達政宗公の時代に創案されたのが始まりとされています。
材に欅(けやき)や栗を用い、木目が美しく浮かび上がる木地呂塗が施され、豪華な鉄の飾り鉄金具が付くのが特徴です。明治時代には広く一般に普及するとともに、ヨーロッパにも輸出されるなど、今日まで絶えることなく制作技術や意匠が伝承されています。
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仙台箪笥は「指物」「漆塗り」「金具」の職人の手技の受け渡しではじめて形を成します。まさに3つの熟練した技が融合して創り出す工芸品です。
その中でも最大の特徴は、漆の輝きの上に、もうひとつ豪華な味わいと表情をつくる飾り金具です。金具は大型で、龍や唐獅子、牡丹や菊など、さまざまな文様が打ち出されます。箪笥の大きさにもよりますが、用意される金具の数は一棹で100~200個。鉄の板にまるで命を吹き込むように、文様を打ちだしていくのが金具師の仕事です。金具を取り付けた箪笥は、豪華で、実にいきいきとした表情を持ち始めの芸術の粋ともいえます。
『伊達男』の語源にもなったほど、派手で豪華なものを好む伊達政宗公ならではの気風と堅牢性を感じていただける逸品です。
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堅牢優美な佇まい 仙台箪笥
期間:3/17(火)~
場所:THE COVER NIPPON(東京ミッドタウン ガレリア3F)
時間:11:00~21:00(東京ミッドタウンの営業時間に準ずる)
※ 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、東京ミッドタウンでは、お客様および従業員の安全確保のため、
以下の通り営業時間の変更をさせていただきます。
・2020年3月3日(火)~3月15日(日)
営業時間:11:00~20:00
詳しくはこちらのページをご覧ください。
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