2017年度のメンズコスメ市場は、前年度比2.8%増の1,658億円となった。同市場は、2007年度比で22.2%増と、この10年間で大きく成長している。これは、近年増加傾向にある新規参入企業が、プロモーションや販路の拡大に注力することで売上を順調に伸ばしていることが寄与している。当資料では、メンズコスメ市場の動向とトレンドを分野別に調査するとともに、主要各社の発売経緯やブランドコンセプト、販売高、販売方法等についても分析している。

概要
◆2017年度のメンズコスメ市場は前年度比2.8%増の1,658億円。2007年度比で22.2%増と、この10年間で大きく成長している。

◆近年はバルクオムやダリヤ、ネイチャーラボ、第一三共ヘルスケア、シック・ジャパンなど、新規参入企業も増加。これらの企業は、プロモーションや販路の拡大に注力することで売上を順調に伸ばし、市場全体の伸長に貢献している。

◆分野別にみると、ヘア分野やボディ分野ではニオイケアなど消費者の悩みに対してより具体的に細分化したアプローチを行うことで顧客を順調に獲得し、前年度を上回る推移となっている。

◆またフェイス分野についても、マンダムや資生堂などの上位企業が苦戦したことで減収推移となったものの、上位以外の企業は売上を順調に伸ばしていることから市場全体で需要は拡大しているといえる。

◆このほか、近年は男性用BBクリームなどの『肌補正』アイテムも増加。メンズコスメ市場においても、従来のフェイス、ヘア、ボディに加えてメイクといった新たな分野が確立しつつあり、こうしたアイテムの広がりも市場拡大の要因となっている。

◆また販売面では、従来のDgSやGMSに加え、近年は通販やコンビニでの展開を強化するブランドも増えており、こうした販路の拡大が商品の認知拡大や購買意欲の促進につながっている。また、TVCMなどを通じて季節に合ったアプローチを行うことで、変動の大きかったメンズ市場においても通年利用が浸透しつつあるといえる。

◆2018年度については、フェイス、ヘア、ボディの3分野全てで6%台の高伸長が見込め、2017年度比6.5%増の1,765億円で推移する見通し。なかでも、ヘア分野では大正製薬の「リアップ」が誕生して以来となる発毛剤がアンファーやロート製薬から上市されたことが話題となっており、同商材が市場の伸長を牽引する見込みとなっている。さらに、新たに男性用メイクブランドが登場したことでメンズコスメ市場全体の活性化が期待できる。

◆当資料では、今後も伸長が見込まれるメンズコスメ市場について徹底分析。主要各社の発売経緯やブランドコンセプト、販売高、販売方法などを分析している。また、種類・機能別の販売高を算出し、同市場の動向とトレンドを明らかにしている。



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TPC市場調査レポート
「2019年 メンズコスメの市場分析調査」
―発毛剤、メイクの登場でかつてない活況へ、競争を生き抜く主要各社の戦略は?―
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資料体裁:A4判166頁
発刊日:2019年4月26日
頒価:97,000円(税抜)

【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
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情報提供元: Dream News
記事名:「 TPCマーケティングリサーチ株式会社、メンズコスメ市場について調査結果を発表