IoTを利用する企業(アダプター)のうち74%が、非アダプター企業は5年以内に競争から脱落すると予測

IoTのグローバルリーダーとして8,090万の通信接続を擁するボーダフォン(日本法人:ボーダフォン・グローバル・エンタープライズ・ジャパン株式会社:東京都千代田区、IoTジャパン カントリーマネージャー 阿久津茂郎、以下「ボーダフォン」)は本日、最新のIoT普及状況調査の結果を公表しました。世界中の1,758社を対象とした本調査では、3分の1以上(34%)の企業がすでにIoTを導入し、そのうち70%が試用段階を終え、95%がこのテクノロジーがメインストリームとなることによる投資メリットを実感していることが明らかとなりました。

2019年度版ボーダフォン IoT普及状況調査レポートの日本語版の全文は以下のURLよりダウンロードが可能です。www.vodafone.com/business/iot/japan

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IoTが医療用エクソスケルトン(ウェアラブル外骨格)からコネクテッドタイヤにいたるまで実に多様なアプリケーションで実用段階となっていますが、本調査では、規模や部門に関わらずIoTが企業に影響を与えていることがわかりました。IoTを導入している企業(アダプター)の60%は、「自社の業界が完全に変革した」、あるいは「今後5年間に変革するだろう」、としています。アダプターの84%はIoTへの信頼を高めており、83%がデプロイメントの規模を拡大して、IoTがもたらす最大限のメリットを活かそうとしています。

また本レポートでは、IoT利用企業をIoTデプロイメントの戦略、統合および実装について評価し、採点もしています。グローバルに見ると、アダプターの53%が5段階評価で上位2段階に格付けられています。地域別では、アメリカがもっとも優秀で67%のアダプターが上位2段階に入っています。一方で、アジア太平洋地域では51%、ヨーロッパでは46%という結果となっています。このことから、アメリカの企業は他の地域よりもより加速的にIoT導入・展開が進んでおり、個々のプロジェクトを組織的かつ戦略的なプログラムに進化させていることがうかがえます。

IoT活用において洗練度の最も高い企業では、IoTへの投資から大きなリターンを得ていることもわかりました。トップレベルにいる企業の87%が「IoTから大きなリターンやメリットが得られたと」回答したのに対し、「ビギナー」レベルで同様に回答したのはわずか17%でした。IoTがもたらすこのようなメリットは、IoTへの信頼性を高めることにつながっています。アダプターの76%は、「IoTは極めて重要だ」と言っています。IoTなしでのビジネスなどイメージすることさえ難しいと考える企業もあります。実に8%ものアダプターが、「ビジネスのすべてがIoT頼みだ」とまで言っています。

ボーダフォンビジネスのアジア太平洋地域IoT責任者、ジャスティン・ネルソンは次のように述べています。「アジア太平洋地域はIoT導入で世界をリードしています。この地域の企業のうち43%は、将来のハイパーコネクテッドな社会を見据えて、すでにIoTを導入しています。とは言え、APACでIoTを導入しているアダプターのほとんどはIoTデプロイメントの初期段階にあり、高度化と成熟度という面では他地域に比べると後れをとっています。この地域の企業にとって、コスト削減から効率性の向上、さらには新規事業の開発および収入源確保にいたるまで、IoTで達成可能なメリットを得るためにはまだまだプログラムを発展させていく余地があります。企業はこの道を進みつづけるべきですし、そうしなければ競争力を維持することができないため、リスクに向き合うことになるでしょう。IoTに投資するなら今しかありません」

ボーダフォンビジネス、IoT担当CEO、ステファノ・ガスタウトは次のようにコメントしています。「ますますデジタル化が進む世界では、ビジネスの成功にはIoTが重要です。アダプターの72%は、IoTなしにはデジタルトランスフォーメーションは不可能だと言っています。幸いにも、IoTプラットフォームのおかげで、あらゆる規模の企業はこのテクノロジーをデプロイすることが容易になっていると同時に、NB-IoTや5Gによってサービスやビジネスの可能性が向上しています。こうした潮流の中、企業は、IoTを実装するかどうかではなく、どのように実装するかを考えなくてはなりません。そしてまた、最大限の利益を実現するために、テクノロジーの開発に注力すべきなのです」

未来に目を向ければ、新しいテクノロジーはIoTのパフォーマンスを進化させ続けるでしょう。さらに高容量のデータをサポートして信頼性を高め、ゼロに近い遅延を約束する5Gの利用を計画しているアダプターは半数以上(52%)に上ります。アプリケーショントラフィックをネットワークエッジにより近い場所で処理するモバイルエッジコンピューティングと組み合わせることで、ユーザーはより優れたパフォーマンスや、より少ないリスク、より速いデータスピードを期待することができます。

ボーダフォンのIoTテクノロジーは、アストンマーチンやアウディ、BMW、メルセデスベンツ、フォード、ジャガーランドローバー、ランボルギーニ、ポルシェ、VW、ヤマハスクーターが製造するコネクテッド車両に搭載されています。またボーダフォンのIoTネットワークおよびサービスは、Centrica、EDF、nPowerといったエネルギー企業にスマートメーター機能をサポートし、Amazon Kindleなどの家電製品や、Bosch、Panasonic、Philips Lightingが製造するデバイスにコネクティビティを提供しています。



配信元企業:Vodafone
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情報提供元: Dream News
記事名:「 ボーダフォンIoT普及状況調査レポート、IoTテクノロジーへの信頼性の高まり伴いメインストリーム化への動きを報告