界面活性剤市場が、国内外ともに活発な動きを示している。2017年度の国内における界面活性剤市場は、前年度比2.3%増の2,517億円となった。これは、香粧分野で化粧品向け界面活性剤、生活関連分野で衣料用液体洗剤向け界面活性剤がそれぞれ伸長したことが背景にある。これに伴い、各社は「香粧、生活関連製品」「設備導入」「海外展開」の観点から事業展開を積極的に行っている。当資料では、界面活性剤市場を分析するとともに、主要各社の事業展開動向や今後の方向性についてレポートしている。

概要
◆界面活性剤の市場が好調に伸長している。2017年度の国内における界面活性剤市場は、前年度比2.3%増の2,517億円となった。この要因としては、香粧・医薬分野、生活関連分野の需要増があげられる。香粧分野では、インバウンド(訪日外国人)の需要に伴い、化粧品向けの界面活性剤が好調に推移したこと、また、生活関連分野では、衣料用液体洗剤向けの界面活性剤が伸長したことが需要増の要因となった。

◆こうした市場の拡大に伴い、主要各社は「香粧、生活関連製品」「設備導入」「海外展開」の3つの観点から事業展開を積極的に行っている。「香粧、生活関連製品」では、三洋化成工業が2017年にヘアケア・ボディーケア製品原料のラインアップに泡立ちや泡質の改質剤「フロスマイスター」シリーズを追加した。また、「設備導入」では、第一工業製薬が、2017年に霞工場にて非イオン界面活性剤の製造を開始。同工場のマザー工場化の加速・実現化を進めている。さらに、「海外展開」においては、東邦化学工業が中国での更なる市場拡大・需要確保に注力。具体的には、2018年に中国の子会社の東邦化学(上海)有限公司の増設計画を発表。界面活性剤の需要増加に対応していく方針である。

◆2018年度も、引き続き市場が拡大していくと予想される。衣料用液体洗剤自体の需要増加に伴い、非イオン界面活性剤が堅調に推移すること、また、香りブーム等の要因による柔軟剤(リンス)向けの陽イオン界面活性剤の伸長で拡大する見込み。

◆当資料では、界面活性剤の市場を分析するとともに、主要各社の動向(製品の展開状況、売上高、研究開発・生産体制、海外展開、今後の方向性)を中心に分析・調査を行っている。今後の界面活性剤の事業戦略データとして一助となれば幸いである。



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TPC市場調査レポート
「2019年 界面活性剤の市場分析と各社の事業戦略」
―「香粧、生活関連製品」「設備導入」「海外展開」が市場拡大を後押し―
詳細はこちら>> http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr410190465
資料体裁:A4判118頁
発刊日:2019年4月8日
頒価:97,000円(税抜)

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所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
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情報提供元: Dream News
記事名:「 TPCマーケティングリサーチ株式会社、界面活性剤の市場分析と各社の事業戦略について調査結果を発表