医療機器の製造・設計に関する“アジア最大級”の展示会・セミナー「Medtec Japan 2019(メドテック ジャパン/企画・運営:UBMジャパン株式会社/本社:東京都千代田区/代表取締役:クリストファー・イブ)」は、日本発の革新的な医療機器を表彰する、第8回「Medtecイノベーション大賞」が一般社団法人 ハビリスジャパン(本社:東京都中央区/理事長:長野 洋(前独立行政法人福祉医療機構理事長)、以下ハビリスジャパン)の小児用運動用義手「プエルハンドシリーズ・アーモ/タムタム」に本日決定したことをお知らせいたします。

■「Medtecイノベーション大賞」はハビリスジャパンの「プエルハンドシリーズ・アーモ/タムタム」に!
第8回「Medtecイノベーション大賞」を受賞したハビリスジャパンの「プエルハンドシリーズ・アーモ/タムタム」は、小児用運動用義手です。
鉄棒やマット・跳び箱運動は誰もが学校で行う活動ですが、手の欠損の子どもたちは他児と同様には実施しにくくなっています。ハビリスジャパンでは、手の欠損のある子ども達をはじめ、義肢装具士、医療従事者、作業療法士、スポーツ指導者、エンジニア、大学工学部、製造販売メーカーなど多くの関係者の意見や技術を結集して、マット・跳び箱用手先具「タムタム」と鉄棒用手先具「アーモ」を開発したものです。

【製品の特長】
マット・跳び箱用手先具「タムタム」は、跳び箱運動の際の動きを踏まえ、荷重に対する衝撃吸収性能と強度を確保し、ゴム硬度とその形状で至適な使用感と反発が得られる構造となっています。
また、鉄棒用手先具「アーモ」、は学校の教育場面で使用する鉄棒の径に適した形状と、ゴムの硬度調整をすることで滑り具合を最適化し、逆上がりや前回りの際の鉄棒の把持性を適度に確保する開口部の幅と突起部の調整を行っています。
身体活動性が大きく伸びる幼児から小学生を対象に絞って開発した製品は他にはないものです。

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【開発の背景】
欧米では、手や腕の欠損者はスポーツ活動を含め様々な義手を活用して活動と参加機会を拡大させ、QOLの向上が実現しています。しかし日本では手の欠損の子どもたちは義手の処方はされないのが一般的で、子ども達は様々な義手があることすら知りません。
鉄棒やマット・跳び箱運動は誰もが学校で行う活動であるにもかかわらず、手の欠損の子どもたちは他児と同様に実施しにくく、できないことが自らの障害をより否定的にとらえるきっかけにもなっています。そのため小児切断児の療育に関わる医療関係者より学校場面で必要となる義手の必要性が訴えられてきました。医学的・社会的にもその必要性は自明ながら、義手そのものの国内の普及状況や収益性が、製品開発において大きな課題となりました。
そこでハビリスジャパンでは、開催するイベントで使用方法の啓蒙、使用する機会確保のための貸与事業を行い、一定の収益と販売実績見込みを担保することで、開発と製造・販売までを実現しました。

【団体概要】
一般社団法人 ハビリスジャパン(本社:東京都中央区/理事長:長野 洋(前独立行政法人福祉医療機構理事長)の「ハビリス」は、ラテン語で“適した”を意味しています。義手や義足といったものを使う子どもたちの社会参加に向けた総合的な支援体制を築き、子どもの成長と活動に“適した”環境を整えることで、一人ひとりのその子らしさを育み、尊重することに繋がります。家族だけでなく、医療と教育機関等を含めた生活・社会で関わる皆様と共に活動していくことを目指しています。
主な事業は、「障害のある子どもたちの社会参加の支援事業」・「リハビリテーション・ハビリテーションの教育・啓蒙事業」・「小児用アクティビティ・日常生活用義肢等の開発・調査研究事業」・「小児用アクティビティ・日常生活用義肢等の貸出事業」など。これまで、子ども達の様々な活動を実現するスポーツイベントや、運動用手先具の貸与事業、各種セミナーや情報交換会を開催しています。

■第8回「Medtecイノベーション大賞」各賞の受賞企業名、製品名のご紹介
・大賞:一般社団法人 ハビリスジャパン
・新規参入・期待賞:株式会社木幡計器製作所 :
 呼吸筋力測定器:小型軽量な呼吸筋力測定の単機能専用機としては国内初の製品[No.1914]※
・入賞:内山工業株式会社 :骨髄穿刺・生検の手技を事前に練習するシミュレーター[No.204-7]※
・入賞:株式会社C&Vテクニクス :
 イオン付着質量分析法 (Ion Attachment Mass Spectrometry)によるポータブルガス分析装置を呼気分析用に医療現場での用途拡大を目指す[No.3411]※
・入賞:シンクアドクライシス株式会社 :
 既存の車椅子に取り付けできる座面角度可変ユニット 食事、机上作業の最適姿勢がとれる

※のついている企業は「Medtec Japan 2019」にご出展いただいています。

■日本発の革新的な医療機器を表彰する「Medtecイノベーション大賞」とは
「Medtecイノベーション大賞」は、医療機器の設計・製造において、国内企業による革新的な医療機器を表彰する目的で、2012年に創設され、今年で8回目を迎えました。受賞製品は、世界に誇れる日本発の革新的な医療機器や部材・部品、加工技術・製造装置等の製品として、国内外に広く伝えていきます。なお「Medtecイノベーション大賞」は、「日本の技術をいのちのために委員会」の協力を得て創設したものです。

■ 「Medtecイノベーション大賞」審査員紹介 (順不同、敬称略)
・審査委員長:
妙中 義之 /一般社団法人 日本の技術をいのちのために委員会理事長、
北島 政樹 /一般社団法人 日本医工ものづくりコモンズ理事長
・副審査委員長:
クリストファー・イブ /UBMジャパン株式会社 代表取締役
・審査委員:
色紙 義朗 /一般社団法人 日本医療機器産業連合会 産業戦略委員会 委員長
鎮西 清行 /国立研究開発法人 産業技術総合研究所 健康工学研究部門 副研究部門長
中野 壮陛 /公益財団法人 医療機器センター 専務理事
林 正晃 /第一医科株式会社代表取締役社長 *前回受賞企業として参加  (順不同、敬称略)


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■ Medtec Japan 2019の開催概要
・展示会名: Medtec Japan 2019 (呼称:メドテックジャパン)
・同時開催: 医療用エレクトロニクス展、介護・福祉 ロボット&機器 開発展、医療・ICT・在宅医療展、検査キット完成品・開発展、メディカルシティ・災害医療・創造技術開発展
・会期: 2019年 3月18日(月)~20日(水) 10:00-17:00 (セミナー受付は09:00より)
・会場: 東京ビッグサイト 東4・5ホール (東京都江東区有明3-11-1)
・主催: UBMジャパン株式会社
・後援: 公益財団法人 医療機器センター、一般社団法人 日本医療機器産業連合会、一般社団法人 日本の技術をいのちのために委員会
・協賛: 公益社団法人 日本臨床工学士会、一般社団法人 日本医工ものづくりコモンズ
・公式HP: http://www.medtecjapan.com/


●「Medtec Japan 2019」に関するお問合せは下記までお願いします。
・報道関係の方々の問合せ先
 広報窓口:株式会社アネティ 担当:こだま Tel:03-6421-7397 Fax:03-6421-7398
・リリース発信元
 UBMジャパン株式会社 担当:滝川 Tel:03-5296-1034 Fax:03-5296-1018



配信元企業:UBMジャパン株式会社
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情報提供元: Dream News
記事名:「 第8回「Medtecイノベーション大賞」は、一般社団法人 ハビリスジャパンの小児用運動用義手「プエルハンドシリーズ・アーモ/タムタム」に決定!!