今回、オーラルフレイルの実態と対策ニーズに関する調査を実施。調査の結果、「オーラルフレイルの人」は様々な「歯や口の健康トラブル」が食事の負担となり、“食事内容”や“食事量”に影響が出ている。さらに栄養面をみると、「オーラルフレイルの人」は「やせ型」が多く、栄養摂取が足りていなかった。しかし、自分の栄養状態に自信を持っている人は多く、栄養状態の認識と実態にギャップが生じていることが明らかとなった。

概要
◆今回、要介護状態にはなっておらず、オーラルフレイル問診票で4点以上の55~79歳の男女618名と0-2点の55~79歳の男女156名を対象にアンケート調査を実施した。10,000人の事前調査の結果によると、「4点以上」(以下、オーラルフレイルの人)が34.7%、「0-2点」(以下、健常な人)が51.9%となり、健常な人が全体の半数を占めた。

◆本調査では、「オーラルフレイルの人」は「健常な人」に比べて「歯が20本未満の割合」が高いほか、様々な「歯や口の健康トラブル」を有している。また、「オーラルフレイルの人」はその「歯や口の健康トラブル」が食事の負担となっており、“食事内容”や“食事量”への影響が出ていることがわかった。

◆筋力の衰えについてみると、実際の筋力の衰えを指輪っかテストで計測してもらった結果、「オーラルフレイルの人」の方が筋力の衰えている人の出現率が高く、筋力が衰えていることがわかった。

◆また、栄養状態についてみると、「オーラルフレイルの人」は「健常な人」よりも、体型が「やせ型」(BMIが18.5未満)の出現率が高くなっている。さらに、「食品摂取多様性スコア」の平均値も「オーラルフレイルの人」の方が低くなっていることから、「オーラルフレイルの人」の方が栄養摂取が足りていない。しかし、点数に関わらず「自分自身の栄養バランスは(どちらかといえば)良い」、「自分自身の栄養が足りている」と思っているなど、自分自身の栄養状態に自信を持っている人が多く、栄養状態の認識と実態にギャップが生じている。この結果から、オーラルフレイル対策には“オーラルフレイルの自分事化”が重要であると考えられる。

◆当レポートでは、「オーラルフレイルの人」と「健常な人」の口の衰えや栄養状態や筋力の低下、社会参加の認識と実態、食事の実態、今後の対策意向、オーラルフレイルの認知度などを点数別、年齢層別に比較・分析している。

【調査内容】
1.口や歯の認識と実態
2.栄養状態の認識と実態
3.筋力低下の認識と実態
4.社会活動の認識と実態
5.今後のオーラルフレイルの対策について



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TPCコンシューマーレポートNo.270
「オーラルフレイルの実態と対策ニーズ」
―オーラルフレイルの人は栄養状態に対する認識と実態にギャップが発生!―
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頒価:360,000円(税抜)

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情報提供元: Dream News
記事名:「 TPCマーケティングリサーチ株式会社、オーラルフレイルの実態と対策ニーズについて調査結果を発表