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ams、 医療用イメージングアプリケーションおよび低侵襲手術向け超小型カメラモジュールNanEyeMおよびNanEyeXSをプレリリースすると発表
ams(日本法人:amsジャパン株式会社、東京都港区、カントリーマネージャー 岩本桂一)は本日、高い評価を得ているNanEyeファミリに、業界オリジナルの内視鏡向け小型イメージセンサモジュールでの成功を活かした最新製品となるNanEye 2Dが導入されることを発表しました。本日プレリリースされたNanEyeMおよびNanEyeXSは、低侵襲手術で使用される高性能な使い捨て内視鏡の開発・製造を可能にするものです。
【画像 http://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000184688&id=bodyimage1】
新しいNanEyeMは、1mm2の大きさながらLVDSのデジタルインターフェースから10万ピクセルという高解像度での読取を可能にし、最大レートは62MHzで毎秒49フレームとなっています。最長2mのケーブルとともにマイクロカメラモジュール(MCM)として供給されるNanEyeMには、特製のマルチエレメントレンズが搭載されており、これがセンサの実効分解能を向上させ歪みを抑えます。先行するNanEye 2Dセンサがシングルエレメントレンズを搭載していたのと比較すると、NanEyeMは変調伝達関数(MTF)がコーナーで50%以上とし、歪みを15%未満に低減、また色収差は1ピクセル未満になっています。
新しいNanEyeXSのフットプリントは0.46mm2で、世界最小を実現したイメージセンサです。解像度4万ピクセルでデジタル出力し、28MHzでの最大レートは毎秒55フレームとなっています。本センサは非常に小さいので、直径がとても小さい外科装置の設計が可能になり、また大型装置ではワーキングチャネルに余裕ができるため、低侵襲処置用の超小型器具の開発時にはたいへん有利になります。
NanEyeXSは、NanEyeMと同じく、MCMとして供給されます。NanEyeMは表面実装用チップフォームでも入手可能です。
新しいNanEyeイメージセンサの導入により、次のようなアプリケーション向けのさまざまなタイプの内視鏡の供給および使用に新たなアプローチが可能になります。
● 関節鏡検査
● 気管支鏡検査
● 尿管鏡検査
● 膀胱鏡検査
● 咽頭鏡検査
● 子宮鏡検査
● 神経内視鏡検査
新しいNanEyeセンサを備えた内視鏡は、量産により、急成長する使い捨て市場を支えるのに十分な程度のユニットコストの低減が見込めます。これには多くのメリットがありますが、とりわけ不十分な消毒に起因する二次汚染リスクを排除し、維持コストが高くなるのを避け、再利用可能な内視鏡が使用できない場合に手術室スケジュールが混乱するリスクを最小化することができます。
NanEyeMまたはNanEyeXSを利用したChip-on-tipタイプの内視鏡は、現在手術室で広く使用されている光学ファイバーベースの従来型よりもずっと高画質です。NanEyeイメージセンサはより鮮明な画像、はっきりしたコントラスト、よりなめらかな動画出力を提供するので、施術者は手術用器具をより正確に、確実に患者さんの体内へ入れることが可能になります。
ams、NanEye製品担当マーケティングマネージャ、ディーナ・アグイアーは次のようにコメントしています。「医療用内視鏡の市場は急成長しており、使い捨てデバイスの需要も増加が見込まれているため、再利用可能な内視鏡に等しいパフォーマンスと画質のレベルを提供できる、コスト効率のよいイメージングソリューションが必要とされているのは明らかです。
NanEyeMおよびNanEyeXSモジュールは、このような市場のニーズに応えるため、優れたイメージング機能を持つと同時に、大量供給される使い捨て内視鏡およびカテーテルベースアプリケーション向けのコスト面でも競争力を維持できる、フルパッケージのアプローチを示せるように設計されました。NanEyeファミリに新たにこれらのデバイスが加わったことで、医療用内視鏡に技術革新をもたらし、また優れた実績のあるNanEye 2Dを補完してくれるでしょう。amsもまた、これら患者ケアに革命をもたらす独自の製品によって急成長する使い捨て内視鏡市場での立場を強化することになります」
NanEyeXSおよびNanEyeMイメージセンサは、2019年1月よりサンプルの入手が可能になります。