2016年度のオーガニック・ナチュラルコスメ市場は、前年度比8.6%増の2,084億円と、10年間で最も高い伸長率となった。要因としては、植物の力を引き出すことを謳ったボタニカル系ブランドが、オーガニック系・ナチュラル系と並ぶ1つのカテゴリーとして確立したことが挙げられる。当資料では、オーガニック・ナチュラルコスメ市場をブランド別・商品分野別・チャネル別に調査するとともに、各社のオーガニック・ナチュラルコスメの現況と今後の方向性についてレポートしている。

概要
◆2016年度のオーガニック・ナチュラルコスメ市場は2,084億円。前年度比8.6%増となっており、この10年間で最も高い伸長率となっている。高伸長の要因としては、植物の力を引き出すことを謳ったボタニカル系ブランドがさらに増加し、オーガニック系・ナチュラル系と並ぶ1つのカテゴリーとして確立したことが挙げられる。

◆企業別にみると、市場をけん引するロクシタンジャポンが既存店の強化に注力したことで売上を伸ばしたほか、I-neにおいても「ボタニスト」の取扱店を増やすなど店舗展開を強化したことで急成長している。また分野別に見ると、I-neが急成長したことで、同社が主力とするヘアケアの売上が拡大している。

◆近年の動向としては、商品面では、メイクアップの展開を強化する企業が増加。ポイントメイクを中心にカラーバリエーションを増やしているほか、従来は限定品としての展開が多かったカラーアイテムを定番品として展開することで顧客のファン化を図っている。このほか、スキンケアについては、近年はオーガニック・ナチュラルコスメについても高い機能性が求められていることから、美白やアンチエイジングといった訴求内容別にシリーズを展開する傾向が強くなっている。

◆また販売面では、新規出店は減速傾向となり、店舗の改装やスタッフの接客力の強化などに取り組むなど既存店の収益性アップに向けた施策に注力する傾向が強くなっている。さらに通販についても、より見やすく、充実したサービスへとオンラインショップを相次いで刷新している。

◆2017年度(見込)については、2016年度比5.8%増の2,205億円とさらなる成長が期待される。しかし近年は、ボタニカルという新たなカテゴリーが増えて市場の間口が広がったことにより参入企業が増加し、市場の競争が激化している。こうした状況の中で、国内では2018年4月に『ISO(国際標準化機構)16128に基づく化粧品の自然及びオーガニックに係る指数表示に関するガイドライン』が制定されており、今後はこれが市場攻略の鍵となるか注目される。

◆当資料では、高伸長を続けるオーガニック・ナチュラルコスメ市場について、ブランド別・商品分野別・チャネル別に調査するとともに、各社の今後の方向性についてまとめている。



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TPC市場調査レポート
「2018年 オーガニック・ナチュラルコスメの市場分析調査」
―ボタニカルの確立で競争激化、今後は“認証”が市場攻略の鍵となるか?―
詳細はこちら>> http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr210180410
資料体裁:A4判 189頁
発刊日:2018年7月26日
頒価:97,000円(税抜)

【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
ISO27001認証書番号:IS598110

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情報提供元: Dream News
記事名:「 TPCマーケティングリサーチ株式会社、オーガニック・ナチュラルコスメ市場について調査結果を発表