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株式会社ティートックレコーズ(本社:東京都渋谷区 代表取締役:金野貴明)は、 2018年7月18日(水)に川村奈美子『オール・ラフマニノフ』をリリースする事を発表!
話題作CDオール・リストは、TOKYO FMの番組で、 川村奈美子の「オール・リスト」特集番組がオンエアされた。また、CDサンキュー・フォー・ザ・ミュージックにおいても、国内外の話題のCDに選出され、USENで繰り返し放送されるなど、 高い評価を得ている。
今回五年振りとなる『オール・ラフマニノフ』はリリースに先駆け、6月24日の新宿ビックロ、オーディオイベントでピックアップ頂く等、注目の作品となっている。
「三万一千個」以上の音符を暗譜し、録音に挑んだ鬼才の真髄を感じてほしい。
【アルバム紹介】
アーティスト 川村奈美子 (カワムラナミコ)
タイトル オール・ラフマニノフ
定価 2778円+税 UHQCD仕様
発売日 2018年7月18日
品番 CADE-0028
制作・発売元 カデンツァbyティートックレコーズ
販売元 ディスクユニオン
Namiko Kawamura (Piano)
Exective Produced by Takaaki Konno Recorded,Mixed and Mastered by Takaaki Konno (T-TOC RECORDS) Photographed by Takaaki Konno Jacket Designed by Takaaki Konno
【収録曲】
01 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 主題(アンダンテ)
02 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第1変奏(ポコ・ピウ・モッソ)
03 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第2変奏(そのままのテンポで)
04 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第3変奏(メヌエットのテンポで)
05 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第4変奏(アンダンテ)
06 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第5変奏(アレグロ)
07 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第6変奏(そのままのテンポで)
08 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第7変奏(ヴィヴァーチェ)
09 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第8変奏(アダージョ・ミステリオーソ)
10 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第9変奏(ウン・ポコ・ピウ・モッソ)
11 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第10変奏(アレグロ・スケルツァンド)
12 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第11変奏(アレグロ・ヴィヴァーチェ)
13 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第12変奏(そのままのテンポで)
14 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第13変奏(アジタート)
15 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 間奏曲(ア・テンポ・ルバート)
16 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第14変奏(アンダンテ)
17 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第15変奏(そのままのテンポで)
18 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第16変奏(アレグロ・ヴィヴァーチェ)
19 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第17変奏(メノ・モッソ)
20 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第18変奏(アレグロ・コン・ブリオ)
21 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第19変奏(ピウ・モッソ・アジタート)
22 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 第20変奏(ピウ・モッソ)
23 コレルリの主題による変奏曲、Op.42 コーダ(アンダンテ)
24 練習曲「音の絵」、Op.39 第1番 ハ短調
25 練習曲「音の絵」、Op.39 第2番 イ短調
26 練習曲「音の絵」、Op.39 第3番 嬰ヘ短調
27 練習曲「音の絵」、Op.39 第4番 ロ短調
28 練習曲「音の絵」、Op.39 第5番 変ホ短調
29 練習曲「音の絵」、Op.39 第6番 イ短調
30 練習曲「音の絵」、Op.39 第7番 ハ短調
31 練習曲「音の絵」、Op.39 第8番 ニ短調
32 練習曲「音の絵」、Op.39 第9番 ニ長調
曲目に寄せて
●コレルリの主題による変奏曲 1931年に作曲された、20の変奏からなる作品。 ロシア革命から逃れるため、1918年に渡米してから 亡くなるまでの26年間のなかで作曲された唯一のピア ノ曲。この曲は、アルカンジェロ・コレルリ(1653-1713)のヴァイオリン作品である≪12の独奏ソナタ集作品5≫ の第12曲<ラ・フォリア>を基にして作られた。(フォリアは、イベリア半島を起源とする舞曲のことであり、コレルリが創作したものではない。)哀愁を帯びた天上的な旋律から始まり、荘厳な響きを 感じられるクライマックスまで、どこか切なさを感じるような曲想が心にしみる。
●前奏曲 作品3-2 鐘 前奏曲作品3-2は、1892年に作曲され、初演は同年にラフマニノフ自身により行われた。この曲が爆発的 な人気を獲得したことにより、ラフマニノフは一躍有名になり、自身の演奏会のアンコールでは、必ずこの曲を演奏した。クレムリン宮殿の鐘の音にインスピレーションを得て書かれたといわれており、全体的に荘厳な雰囲気を醸し出している。
●前奏曲 作品23-5 1901年に作曲された。前奏曲作品3-2鐘とともに、人気の高い楽曲。冒頭は、行進曲のようなリズムから始まり、中間部に現れるもの悲しいメロディーが美しい。
●絵画的練習曲 作品39より 1916年から1917年にかけて作曲された。ラフマニノフがロシアで作曲した最後の作品。この頃、ラフマニノフは第一次世界大戦の開戦や、友人のスクリャービン、旧師タネーエフ、父親の死を経験した。 全9曲からなる作品39は、こうした経験の影響を受けているかのような、ラフマニノフらしい悲哀を帯び ている。
第1番 不気味な雰囲気が漂う楽曲。左手のオクターブの 進行と、右手のメロディーの急速な動きが特徴的。
第2番 神秘的な印象を受ける楽曲。左手の3連符の伴奏と、右手のふわふわとしたメロディーが心地よい。
第4番 躍動的なリズムが特徴的。重厚な和音が鳴り響く部分と、軽快で繊細な部分の対比が独特な雰囲気を醸し出す。 第7番 葬送行進曲。友人であったスクリャービンの葬儀の様子の影響を受けていると考えられている。
第8番 浮遊感が漂う楽曲。切なさを感じさせるような清澄な旋律が美しい。
第9番 9曲の中で唯一、長調で書かれている。第9番は、それまでの迷いを彷彿とさせる曲想とは異なり、自信と余裕を感じられる。曲の締めくくりでもあり、 曲集の締めくくりでもある、最後の5連打を鳴らし終えた瞬間に、ラフマニノフの未来への前向きな決意と熱狂を感じることができるだろう。
坂内くらら(Clara Bannai)
【CD販売】
試聴:7月17日~タワーレコード渋谷店にて開始。
販売:タワーレコード渋谷店はじめ、Amazon等。
【プロフィール】
10才で韓国の音楽会に、12才で米国のTV演奏出演。16才で日比谷公会堂にて東京フィルハーモニー交響楽団と協奏曲を演奏。18才までにオーストリアザルツブルク「国立モーツアルテ ウム音楽大学国際サマーアカデミー選抜修了演奏会」や東京に於いてジョイントリサイタル等に出演。以後、ヨーロッパ、アメリカ合衆国、アジア諸国の国際音楽祭やTVでピアノソロ、ピアノトリオ、協奏曲などを演奏のほか、国際コンクール上位入賞。ニューヨークカーネギーホールで演奏。ピアノソロ等国内外でCDが11タイトル リリースされ、ピアノ演奏作曲を担当した英語版CD付絵本は11タイトルが出版されている。 そのなかで、CDオール・リストは、TOKYO FMの番組で、 川村奈美子の「オール・リスト」特集番組がオンエアされた。 CDサンキュー・フォー・ザ・ミュージックは、国内外の話題のCDに選出され、USENで繰り返し放送されるなど、 高い評価を得ている。 コンクールの審査員及び後進の育成にも携わる。公益社団法人日本演奏連盟、公益財団法人日本ピアノ教育連盟、リスト協会会員。これまでに佐藤道子、笹部陽子、マックス・エッガーの各氏に師事。