日々草を刈る老人たちの「生」を
あざやかに描く、傑作群像小説。
敬吉は、東京西部のK市のシルバー人材センター除草班に勤める60歳。市内の開発予定地や駅前など、市内のさまざまな場所で除草作業に精を出す毎日を送っている。同僚には、敬吉の父親ほどの年齢で、この道数十年のベテラン作業員の忠さん、胃がんを患い二度の手術を受けた角さん、体力の衰えから勇退を決めた修平さん、除草班のパイオニアでもある、最長老の徳さん、元議員で、「人間ブルドーザー」的な馬力を備えた呉さん……と、いずれもユニークな面々ばかり。黙々と草を刈るかれらの一人ひとりに人生があり、うかがいしれない思いがある。かれらを見ながら、敬吉もまた、今日も黙々と草を刈る──。

だれしもが、いつかは老いてゆく。
武蔵野の洪積台地の上に根を張り、日々草を刈る老人たちの「命」のありさまを淡々と、しかしあたたかいまなざしで描く、連作群像小説の傑作。




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■書籍紹介
書 名 :洪積台地
著 者 :三根功治
定 価 : 684円(本体価格600円+税)
発行日: 2018年5月6日
判 型: 文庫判、150頁
発行元:株式会社幻冬舎メディアコンサルティング
発売元:株式会社幻冬舎
ISBN : 9784344917064


■販売サイト
・Amazon ⇒ https://www.amazon.co.jp/dp/4344917065
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情報提供元: Dream News
記事名:「 今日も草となり草を刈る。年老いて刻々と燃えゆく「命」の模様をあたたかく綴った珠玉の作品集。三根功治・著『洪積台地』好評発売中!