3月31日(土)大阪府豊能町の吉川八幡神社 春大祭が執り行われた。
書画家 小林芙蓉氏が「祭」を揮毫奉納した。
宮司が龍笛を奏で禰宜が太鼓を打ち、その神楽囃子に合せ小林芙蓉氏は一気に「祭」という字を書き上げた。祭典の中で行われた揮毫はまさに神事であり、多くの参拝者を圧倒し魅了した。
伊勢神宮をはじめ多くの神社仏閣で揮毫奉納をしている小林芙蓉氏。
「吉川八幡神社とは深い縁を持ち、特別な思い入れがある」と挨拶で熱い思いを語った。

「そもそも『祭』という字は象形文字として生まれました。示は御供物を載せる高坏(たかつき)・三宝を表し、その上に肉(鳥・魚・猪など)を載せ、右上の又という字は御供物を神様に差し出し祈る様子を表しています。この度の小林芙蓉先生が揮毫した『祭』という字は、又の字が右上がりとなっており、より深く頭を下げ額づき祈る様子を表しているように思います。世界各国で色々な自然災害・事故・争いなどが起きていますが、それらを今一度よく見つめなおし、より深く謙虚な気持ちで頭を下げ、神々に祈りを捧げることを改めて感じさせられました。とても清々しい気持ちです。」吉川八幡神社 宮司 芳村一也



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この日は清々しい晴天に恵まれ境内に多くの参列者が集った。
春大祭の一番の盛り上がりは、吉川八幡神社の恒例行事「紅白福餅撒き」だ。小林芙蓉氏を筆頭に関係者、町議会議員の田中龍一氏、高台寺僧侶の長沢せいしゅう氏等も餅撒きに参加。
多くの参拝者が福餅を授かっていた。

その後の奉納行事では、昨年の吉川八幡神社 春大祭で揮毫された映画の題字「一陽来復」挿入曲にちなみ、Singer Otoによる「春よ来い」と往年のダンスミュージックや、神職等による現代雅楽の演奏、津軽三味線 高橋栄香氏の演奏、東本聡子氏による御神楽、アリキフラスタジオのメンバーによるフラ(ダンス)などの公演が盛大に執り行われ盛り上がりを見せた。
「3月31日は年度で云う大晦日です。4月からは新年度や新学期が始まり、新社会人や新入生になられる氏子さんも多くおられるかと思います。春夏秋冬を言いますが季節はやはり春から始まるもので、この春大祭を通じすばらしい新年度を迎えて頂きたいと祈念しております。」吉川八幡神社 宮司 芳村一也

[吉川八幡神社]
〒563-0101 大阪府豊能町吉川936
アクセス:能勢電鉄妙見口駅より花折街道を徒歩10分
http://www.yoshikawahachiman.com/


情報提供元: Dream News
記事名:「 【吉川八幡神社 春大祭 小林芙蓉氏が揮毫】