建築物の金属製内外装工事を手がける菊川工業株式会社(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:宇津野嘉彦、以下菊川)が製造している、独立電源型LED照明灯シティコネクト「ライトステーション」が、3月20日に開催された一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会主催の「ジャパン・レジリエンス・アワード2018(強靭化大賞)」表彰式において、最優秀レジリエンス賞を受賞したことをお知らせします。
「ライトステーション」は、太陽光とバッテリーを利用した独立電源型のLED照明灯で、東京都環境局の「自立型ソーラースタンド普及促進事業」(*1)に対応しています。携帯電話の充電機能を備え、さらにQRコードを利用した多言語情報提供システムをオプション搭載することで、平時は観光情報や行政情報を、災害時は即座に避難情報を、多言語にて観光客や施設利用者へ発信することを可能としており、そのことがレジリエンス(*2)性、公共性、革新性があると認められた結果、受賞にいたりました。
最優秀レジリエンス賞は、グランプリ・金賞に次ぐ賞で、企画・販売部門である菊川のグループ会社のキクカワタクト株式会社(本社・代表取締役社長:同上)、販売とプロモーションを担当するユアサ商事(下段参照)、ソフト面を担当したPIJIN(同)の三社共同で、エネルギー部門で受賞しました。

(*1) 自立型ソーラースタンド普及促進事業:2017年度の東京都環境局の取り組み。平常時だけでなく災害時にも、スマートフォンなどの充電や照明点灯が可能な自立型ソーラースタンドを設置する区市町村に対し補助を行う事業。
(*2) レジリエンス:あらゆる環境や状況に対しても適応し、生き延びる力のこと。ここでは、リスク対応力や危機管理能力のことを指している。

■ 評価いただいた点
●【レジリエンス性】街の安心・安全・便利さを提供
非常時の停電の際も照明が点灯し、安否連絡ツールとして欠かせない携帯電話の充電が可能。また、避難場所、その他の災害情報をQRコードから読み取ることができる機能もオプションとして有り、レジリエンス・ステーションとして機能すること。
●【公共性】東京五輪を意識した公共性の実現
街や公園のシンボル等として、外国人を含めた市民や観光客に対し、携帯電話の充電機能、多言語かつ音声での情報発信機能を平時、非常時に活用することができること。他のQR Translator(*3.製品概要参照)との連携も期待。
●【技術性・先駆性・革新性】使いやすいユニバーサルデザインと多言語情報発信
充電ステーションのテーブルの高さを90cmに設定し、車いすの方にも使いやすい設計であり、QR Translatorをオプション設定とし取り入れることで、多言語かつ音声での情報発信も可能とすること。
●【持続性・継続性】レジリエンス視点での環境製品開発の継続
菊川にて環境製品関連の開発を、レジリエンスの視点でユアサ商事がコラボしサポートすることで、製販一体となり公共性の高い製品化を目指していること。また、QR Translator を採用したことにより、IoT分野での活用なども検討していること。
●【波及性】東京都「自立型ソーラースタンド普及促進事業」への貢献
都の「自立型ソーラースタンド普及促進事業」対応製品として開発、採用済みであること。今後、ユアサ商事主催の展示会等での広報活動や、東京都トライアル発注認定制度の認定製品であるQR Translatorとの連携を通じ、広く公共機関への波及を図ることを検討していること。

■ ジャパン・レジリエンス・アワード(強靭化大賞)とは
次世代に向けたレジリエンス社会構築へ向けて、強靭な国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発等に取り組んでいる先進的な企業・団体を評価・表彰する制度です。
主催する一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会は、国土強靭化担当大臣私的諮問機関「ナショナル・レジリエンス懇談会」の結果を踏まえ、「国土強靭化基本計画」が円滑に達成されるよう、産学官民のオールジャパンでその叡智を結集し、 非常時のみならず平時での戦略的活用の方策を創造することにより、公共投資、民間投資が最大限に相乗効果を発揮し、レジリエンス立国を構築していくことを目的に 2014年7月に設立されました。

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■ 製品概要
製品名:シティコネクト「ライトステーション」
価格:本体230万円~(基礎工事・据付工事・運搬費は都度見積)
納期:約2ヶ月
方式:両面受光型ソーラーパネルとバッテリーを利用した独立電源LED照明灯
標準アクセサリー:充電ステーション(同時に3台のスマホが充電可能)
オプション:QR Translator(*3)(コンテンツ製作費用・メンテナンス費用は都度見積)
外形寸法:H6000mm × W520mm
標準色:ライトグレー(特注色可)
 ※機能・サイズ・設置場所などのオーダー対応可
(*3)QR Translator:株式会社PIJINが開発した、看板や印刷物を簡単に多言語化できる世界初のソリューション。ユーザーが自分の携帯端末でQRTコードを読み取ると、ユーザー端末の言語設定を自動認識し、翻訳文を表示させるシステム。

■ 提携企業について
●ユアサ商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田村博之)
「産業とくらし」に貢献する複合専門商社として、7つのコア事業(産業機器・工業機械・住設/管材/空調・建築/エクステリア・建設・エネルギー・消費財/木材)を展開。菊川工業とは、環境建材の代理店契約を締結しており、今回の「ライトステーション」では、販売とプロモーションを担当します。
[URL] http://www.yuasa.co.jp/
●株式会社 PIJIN(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松本恭輔)
「日本のユニバーサルデザインを世界に届ける」を掲げ、QRコードを使って多言語コンテンツを表示するサービス「QR Translator」を提供しています。世界初の多言語対応ソリューションとして、各地の看板や印刷物に導入され、スペースの節約やコスト削減を可能にしています。今回の「ライトステーション」では、「QR Translator」を提供し、コンテンツ製作を担当しています。
[URL] http://jp.qrtranslator.com/

■ 菊川工業会社概要
菊川工業は1933年創業のオーダーメイドの金属建材メーカーです。創業以来、時代をリードする国内外の建築物に果敢に挑戦しており、昨年はブルームバーグ欧州本社屋のブロンズ工事や、世界遺産「薬師寺」の食堂(じきどう)復興工事の化粧天井などにも参画しています。2009年から環境製品にも取り組むなど、常に新しい課題に挑み続けています。
<施工例> 東京スカイツリー/展望台パネル、東京駅丸の内駅舎/柱型、渋谷ヒカリエ/シアター外装、東急プラザ表参道/万華鏡パネル、刀剣博物館/ステンレス壁パネルなど、海外物件を含め多数

[社名] 菊川工業株式会社
[代表者] 宇津野 嘉彦 (うつの・よしひこ)
[所在地] 本社:東京都墨田区菊川2-18-12
工場(キクカワテクノプラザ):千葉県白井市中98-15
[設立] 1933年11月1日
[資本金] 1億円
[従業員数] 192名(2017年12月20日現在)
[URL] http://www.kikukawa.com/
[関連会社] キクカワタクト株式会社(環境建材販売)

<本件に関するお問合せは下記までお願いいたします>
菊川工業株式会社 広報室Webチーム 担当 田部井、中村
TEL:047-492-0144
E-mail:web@kikukawa.com


情報提供元: Dream News
記事名:「 【オーダー金属建材の菊川工業】<独立電源型LED照明灯シティコネクト「ライトステーション」> ジャパン・レジリエンス・アワード2018(強靭化大賞)最優秀レジリエンス賞受賞