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概要
◆日本国内の化粧品市場は、インバウンド需要により堅調であるものの、今後大きな成長が見込みにくくなっていることから、主要各社は海外展開を加速させている。
◆主要企業は、販売拠点の拡大や買収による販路の拡大、生産拠点を現地化することで、海外事業を行っている。一例として、ロート製薬は2016年にパーソナルヘルス&ビューティブランドを複数所有するAJNorth社を買収。同社の販売ルートを活用して、アフリカ南部での事業の展開を加速させている。
◆さらに、近年は中長期的な投資、すなわち、(1)『Made in Japan』によるブランド力の強化、(2)デジタルへの取り組みが活発化している。このうち(1)『Made in Japan』によるブランド力の強化については、インバウンド需要の影響も相まって日本品質への需要が高まっていることから、資生堂やミルボンといった日系企業が、国内を中核拠点と位置づけて生産力を強化。またコーセーも商品展開を日本からの輸入に切り替えたことにより、“日本製”を前面に打ち出し、ブランドの価値を高めていく方針である。
◆また(2)デジタルについては、L’Orealや資生堂などが先進的な技術開発への投資や買収を積極的に行っている。このうちL’Orealは、5つのビューティベンチャー企業へ投資するなど、今後、デジタル分野へ注力していく方針である。また資生堂は、長年蓄積してきた皮膚科学研究や美容技術の知見に、最先端のデジタル技術を融合した“パーソナライズドビューティ”を掲げ、2017年にオーダーメイド化粧品を開発するMATCHCoやAI関連のGiaran Inc.を買収し、化粧品のパーソナライゼーションというビジネスモデルを強化していく意向である。
◆当資料では、化粧品企業が展開している海外事業について、参入の経緯や組織体制、拠点、事業方針など様々な観点から分析。近年加速しているグローバル展開の戦略を明らかにすることで、参入各社の海外事業に資するデータを提供することを目的としている。
【画像 http://www.dreamnews.jp/?action_Image=1&p=0000170438&id=bodyimage1】
TPC市場調査レポート
「2018年 化粧品企業のグローバル戦略調査」
―中長期的な投資が活発化:キーワードは『Made in Japan』と『デジタル』―
詳細はこちら>> http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr210180390
資料体裁:A4判 199頁
発刊日:2018年3月19日
頒価:87,000円(税抜)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
コーポレートサイト:http://www.tpc-cop.co.jp/
オンラインショップ「TPCビブリオテック」:http://www.tpc-osaka.com/
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