東京都で働く美容師の職場環境をサポートするBA東京美容コンソーシアム(東京都美容生活衛生同業組合:理事長 金内光信 / アデコ株式会社:代表取締役社長 川崎健一郎)は、2018年1月9日(火)、23日(火)・30日(火)の全3日間にわたり、美容師の技術を生かして患者の苦痛の軽減をはかる「アピアランス・サポート技能講習会」を、みなとアピアランス・サポート相談室にて開催します。


生涯でがんに罹患する確率は、男性62%(2人に1人)、女性46%(2人に1人)※とも言われる一方、治療技術の向上により、患者の生存率が高まっています。

一方で、抗がん剤治療などによる脱毛や肌のくすみなど外見(アピアランス)変化に悩みを持つ患者が増加し、ウイッグでの脱毛のカバーや、日常的な化粧品を使ったメイクアップの提供など、アピアランス・サポートの需要も高まりつつあります。

 最近では、美容師が活躍できる新たな社会的需要が増える一方、その担い手となる人材の不足や採用難、高い離職率が課題となっています。「アピアランス・サポート技能講習会」は、がんやアピアランス・サポートの基礎知識からウイッグの選定や調整に関する実技までを大学病院との連携で実施し、福祉関連の分野においても美容師が働きがいと労働機会を得られる技能の習得を目的としています。

アピアランス・サポートの普及により、社会貢献をしたい美容師や、産休などで資格を持ちながらも現在美容師として働いていないママ美容師・休眠美容師が、美容のプロフェッショナルとして新たな職場で復職して活躍し、がん患者に寄り添ったサポートを目指します。


【アピアランス・サポートとは】

抗がん剤や放射線など、がん治療にともなう副作用として髪や眉毛、まつ毛の脱毛や、爪の変色・変形、肌のくすみなどの外見変化が生じるケースがあります。最近では、通院治療をして仕事と両立させる患者が増加するとともに、自身の外見変化に悩みをもつ患者も増えています。医療者との連携を行い、美容のプロとしての技術を使い、外見変化に苦痛を感じている患者様の気持ちに寄り添ったサポートを行います。

※1国立がん研究センター がん情報サービス HP 5)がんに罹患する確率~累積罹患リスク(2013年データに基づく)より


【BA東京美容コンソーシアム 団体課題別人材力支援事業】

BA東京美容コンソーシアムは、東京都美容生活衛生同業組合(理事長 金内光信)と世界最大の人財サービス企業であるアデコグループの日本法人で、総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社(代表取締役社長 川崎 健一郎)で発足した美容業界の人材力の強化を目的とする共同事業体です。

公益財団法人東京しごと財団から団体課題別人材力支援事業を受託して、美容サロン単体だけでは実行が困難な求職者への採用アプローチの習得、時短勤務やフレックスタイムなどの雇用モデルの創生、従業員の育成と定着、雇用環境整備といった課題に対する解決策を提供し、業界全体に波及させることを目的としています。


アピアランス・サポート技能講習会 実施概要


日時:

2018年01月09日(火)13:00~17:00

・アピアランス・サポートの基礎知識

・ウイッグに関する基礎知識



2018年01月23日(火)13:00~17:00 

・ウイッグに関する実技(カット、毛流調整、サイズ調整など)

・ネイル

・カバーメイク



2018年01月30日(火)13:00~17:00

・がんに関する一般知識と医療者との連携について


内容:美容師の資格を有する方を対象に、アピアランス・サポートやがんに関する知識について

   の講座とウイッグやネイル、カバーメイクに関する実技指導
場所:みなとアピアランス・サポート相談室
主催:BA東京美容コンソーシアム
講師:村橋紀有子(むらはし ようこ)

   一般社団法人アピアランス・サポート東京 

   みなとアピアランス・サポート相談室 室長
受講対象者:復職を希望する美容師資格保持者およびBA東京美容コンソーシアムが選定する

団体課題別人材力支援事業の支援先サロンの従業員

(支援先サロンの従業員で定員に達しなかった場合には、一般の美容師の方の参加も可能です)

参加費:無料
定員:8名

詳細・お申し込み:まずはお電話(03-3370-2131)で空き状況をご確認ください。
本講習会に関する一般の方からのお問い合わせ先


東京都美容生活衛生同業組合

Tel:03-3370-2131 (月~金 9:00~17:00 祝日・お盆・年末年始を除く)

HP:http://www.beauty-city.com/






情報提供元: Dream News