新聞・雑誌・ニュースサイトなど5800媒体以上を対象に調査・分析を行っているメディアモニタリング会社の株式会社内外切抜通信社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:近藤義昭)は、2017年10月22日に投開票が行われた「第48回衆議院議員総選挙(以下、衆院選)」の主要政党についてツイッターとネットニュースの露出調査を実施しました。


■急速に関心が失われた「希望の党」・大幅に伸びた「立憲民主党」
露出数上位4党の露出比較(10/2~10/21)

【Twitter】

 全期間を通じてのツイート数は、「立憲民主党」が320万7545件でトップ。続いて「希望の党」の299万7556件。「自民党」が287万9901件、「共産党」238万6301件の順でした。

 「 希望の党」は9月29日の小池代表の「排除」発言後、ツイート数が減少。そのまま結党直後の勢いを取り戻すことができませんでした。一方、ツイート数を伸ばしたのは「立憲民主党」で、「東京大作戦1014街頭演説会」が行われた10月14日のツイート数でトップに躍り出ると、その後も堅調な推移を続けました。選挙戦最終日21日の新宿での演説会当日もツイート数を伸ばしました。



【Yahoo!ニュース】

 ヤフーニュースの記事件数は、「希望の党」が3325件でトップ。続いて「自民党」の2827件。「立憲民主党」が1812件、「共産党」1465件の順でした。

 ネットニュースにおいて「希望の党」は、結党直後ほどではありませんが、公示日後も他党と比較して露出数を維持し続けました。一方、ツイッターでは勢いを増した「立憲民主党」でしたが、ネットニュースにおいては「希望の党」に1000件以上の差をつけられました。




【Yahoo!ニュース記事見出し掲載】

 記事の見出しに政党名が含まれる場合、記事内容は見出しにある政党を主題としていると仮定し、さらにヤフーニュースの記事のうち、見出しに政党名の記載があったものを集計しました。「希望の党」が879件でトップ、続いて「自民党」の465件。「立憲民主党」が415件、「共産党」170件の順でした。

※見出しの政党名は「自民」「希望」「公明」「共産」「立憲」「維新」「社民」「こころ」で抽出
※一つの記事見出しに複数の政党名があった場合はそれぞれでカウント

 記事数に対する見出し掲載数の割合でも、「希望の党」が26.4%でトップとなっていて、ツイッターでの関心は薄れていったにも関わらず報道の関心は、引き続き高かったことが伺えます。2位以下をみると、「立憲民主党」22.9%、「自民党」16.4%、「公明党」11.5%と続きました。



【Yahoo!ニュースの中のツイッター言及記事】

 ヤフーニュースの中で各党のツイッターに言及されている記事の割合を見てみると、「立憲民主党」が6.3%とトップとなり、6%を超えたのは同党だけでした。記事露出数では差をつけられた「立憲民主党」でしたが、ツイッターでの盛り上がりがネットニュースにまで及んでいったことが伺えます。2位以下をみると、「希望の党」4.9%、「自民党」4.2%、「公明党」3.4%と続きました。




 
 
【調査概要】
 調査期間:
 2017年10月2日から10月21日

 調査対象:
 「自民党(自由民主党)」「希望の党」「公明党」「共産党」「立憲民主党」「日本維新の会」「社民党(社会民主党)」「日本のこころ」

 調査対象メディア:
 ツイッター(鍵付きアカウントを除く全量調査)
 ヤフーニュース

 調査方法:
 ツイッターのツイート数とヤフーニュースの記事を自社開発の検索システムで検索。
 ※「自民党」は「自由民主党」でも検索、「社民党」は「社会民主党」でも検索
 ※「社民党」のヤフーニュースは検索時に「ドイツ」「オーストリア」の話題を除外
 ※「共産党」は検索時に「中国共産党」「ロシア共産党」「ロシア連邦共産党」を除外


以上







情報提供元: Dream News