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2017年7月18日 ディメンションデータ シンガポール発 ー 従来のオフィス環境からデジタルワークプレースへ、組織はどう移行するのか。この命題を掲げて新しい調査を行った結果、デジタル変革戦略においては、競争上の優位性を獲得し、ビジネスプロセスを改善するという目標が最重点項目の1つであることが明らかになりました。ディメンションデータが世界15カ国800の組織を対象に実施して本日公表した「デジタルワークプレースレポート:ビジネス変革」で、そう回答した組織は40%に上ります。
またこのレポートによると、デジタル変革とは従来の技術を最適化するにとどまらず、今後2年以内にバーチャルアドバイザーなどのAIを導入したいと、調査に参加した62%の組織は考えています。さらに58%の組織は、今後2年以内にバーチャルアドバイザーを強化するテクノロジーに積極的な投資を希望しています。
今日、ビジネスの現場は管理職と社員だけで成り立っているわけではありません。プロジェクトを完遂するために社外メンバーと協業したり、社員が顧客やパートナー企業とやりとりしたりしています。こうした中、物理的に存在していないけれども、重要な役割を果たすバーチャルアドバイザーが組織で着実に人気を得ています。
AI(人工知能)はまだ黎明期にありますが、バーチャルアシスタントのような形で導入するには十分で、金融機関のような特定の業界では、すでにバーチャルテラーやバーチャルアドバイザーの役割を務めています。バーチャルアシスタントは、特定のアプリケーションに組み込まれたボットとして実現され、基本的な質問に回答するのにAIエンジンとマシンラーニングテクノロジーを利用しています。
ディメンションデータ エンドユーザー・コンピューティング ゼネラルマネジャー Kane Steeleは、次のように述べています。
「もはやこれらの技術を単に導入するだけでは十分ではありません。一部の組織は、これらのテクノロジーがビジネスパフォーマンスにどう影響するかを理解するためアナリティクスを始めています。64%の組織では、顧客サービスを改善するためにアナリティクスを利用、また58%の組織はオフィス環境のテクノロジーを評価するためにこれを利用しています」
その一方で、約30%の組織がデジタル変革の取り組みが順調に進展し、すでにその恩恵を享受していると回答しているのに対し、それ以外の企業はまだ計画を策定する初期段階にあります。
デジタルワークプレースが導入できないのは、その原因の一つとして企業文化が挙げられる、Steeleはそう述べています。しばしば、技術と企業文化とは、ワークスタイル変化を奨励するというよりも阻害する形で対立します。しかしそれ以上に、新しいワークスタイルを成功裏に導入する上での一番の障壁は、IT関連の問題です。調査参加者はその他に組織面の問題も挙げています。
「既存のITインフラの複雑性が、柔軟なワークスタイルを支援する新たなコラボレーションツールや生産性向上ツールを導入する大きな障壁となることがあります。IT部門が事業部門の責任者と緊密に連携して始めて、デジタル変革に成功することができます」
Steeleはこのように述べ、こうした手法による変革こそが、企業活動や顧客サポートに対する新たな支援方法であると補足します。
本調査ではさらに、ITリーダーにデジタルワークプレース戦略で、どのテクノロジーが最も重要かをランキング形式で回答してもらいました。
ディメンションデータ アジアパシフィック 顧客体験担当ディレクター Harold Thngは、次のように述べています。
「デジタルワークプレースで極めて重要なのはモバイルテクノロジーです。ビジネスリーダーとCIOはデジタルワークプレースにおけるモバイルテクノロジーの重要性を十分に認識し始めており、オフィス環境でモバイルデバイスを会社支給している企業と、モバイルデバイスの個人利用を進めている企業が同じ割合で混在していました」
企業はまた、新しいワークプレーステクノロジーを活用して顧客サービスを強化しようとしています。デジタルワークプレーステクノロジーを活用した結果、顧客の満足度が向上したという回答割合は45%に上りました。
ディメンションデータの「デジタルワークプレース報告書:ビジネス変革」は下記URLよりダウンロードしてください。
http://www.dimensiondata.com/digitalworkplacereport
以 上
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