株式会社アプリックス(本社:東京都新宿区、代表取締役:長橋賢吾、以下「アプリックス」)と、株式会社チェンジ(本社:東京都港区、代表取締役:福留大士、以下「チェンジ社」)は、米国Amazon.com, Inc.が提供する音声認識機能「Alexa」を利用して、各種製品やサービスのUX(ユーザー体験※1)を改善するための共同研究を2017年6月中に開始することをお知らせします。

まず両社で、音声による発注が可能となることにより、eコマース(電子商取引)がどのように変化するかについての研究を進めます。国内において「Alexa」にいち早く取り組んできた両社が、相互の強みを持ち寄って共同研究を実施することにより、音声で操作できる、UXに優れた新しい製品やサービスを両社で開発し、国内外の顧客に提案していく予定です。

「Alexa」はクラウドベースの音声認識機能です。「Amazon Echo」や「Echo Dot」などの「Alexa」に対応した機器(以下「Alexaデバイス」)に話しかけると、「Alexa」は認識した音声の内容に対応する処理を呼び出し、その処理結果をAlexaデバイスに返します。また「Alexaスキル」と呼ばれるアドオンプログラムによって、他の機器やサービスとの連携を「Alexa」に追加できます。このAlexaスキルを活用することで、Alexaデバイスに話しかけて商品を注文する、家電を操作する、ニュースを流す、天気予報を答えるといったことが可能になります。

アプリックスは、「Alexa」による今後の音声認識市場の拡大を見込み、米国を中心としてアプリックスが強みとしている家庭用電子機器のAlexa対応に取り組んできました(※2)。また2017年6月には、国内の家電メーカー向けに、Alexa対応家電の開発を支援するIoTソリューションを発売しました(※3)。

一方、チェンジ社では、2017年1月より技術検証を開始、5月には各種業界向けAlexaスキルの開発を完了し、日本市場での展開準備を整えている状況です(※4)。これまでの展開準備を通じて、チェンジ社では音声インタフェースは既存のスマートフォンで実現できなかったユーザーの「快適さ・心地よさ」を実現できることから、あらゆるインターネット利用環境を変化させると確信し、音声インタフェースの研究開発に取り組んでいます。

チェンジ社長の福留大士は、「アプリックス社とは、東京メトロ様向けにiBeaconを活用したプロジェクトを共同で推進するなど、以前より新技術のユースケース開発をご一緒させて頂いておりました。今回、Amazon Alexaについても共同研究を進めることによって、お互いの事業の発展にメリットのある斬新なビジネスを創造していきたいと思います。特に、現在、PCやスマートフォン経由で、極めて面倒な画面遷移を要求され、時間も手間もかかるeコマースの体験を激変させることを狙った取組みやIoT家電から取得したビッグデータの活用などの取組みに力点を置く予定です。」と述べています。

アプリックス社長の長橋賢吾は、「当社が30年以上にわたって培ってきたファームウェア等の組み込みに関するノウハウ、そして、米国でのAmazon Alexa搭載の実績とチェンジ社が持つ大手企業のコンサル・システム構築・データ分析ノウハウを組み合わせることで、国内外の顧客にeコマースをはじめとした新しいビジネスチャンスを創出できることを確信しています。」と述べています。

アプリックスはチェンジ社とともに、音声インタフェースによる新しいビジネスの開拓にまい進してまいります。


株式会社チェンジについて:
株式会社チェンジは、モビリティAI、IoTビッグデータ、クラウド、セキュリティ、ロボティクスなどのテクノロジーを活用したサービス及びIT人材育成サービスを『NEW-ITトランスフォーメーション事業』として展開しています。
2003年4月設立、2016年東証マザーズに上場しました。
website:http://www.change-jp.com/

※1 UX(User Experience):
製品、サービスなどを利用したユーザーが、得られた経験や満足度全体を指す言葉。
※2 2017年2月7日付アプリックスプレスリリース
「米国Guardian社製空気清浄機操作のためのAlexa Skillを提供開始 当社IoTソリューション採用空気清浄機がAmazon Echoなどで操作可能に(http://www.aplix.co.jp/wp-content/uploads/20170207JN5eS7jc_PR.pdf)」参照。
※3 2017年6月5日付アプリックスプレスリリース
「Amazon Alexa対応家電向けトータルIoTソリューションを発売 ~音声で操作できる家電の開発を支援~(www.aplix.co.jp/wp-content/uploads/20170605QGr9NSwA_PR.pdf)」参照。
※4 2017年5月9日付チェンジ社プレスリリース
「米Amazon社の音声認識・入力技術であるAlexaと日本語で接続・連携する各種業界向け自社オリジナル Skillの開発完了~まずは 7 業界向けに提供開始~(http://www.change-jp.com/news/detail/?seq=47)」参照。

以上

■株式会社アプリックスについて
アプリックスの使命は「ソフトウェアの力で世の中のあらゆる人々に幸せをもたらすこと」です。携帯電話でのJava利用という新しいフロンティアを切り開いた「JBlend」に続き、開拓中の分野が、IoT(Internet of Things)です。当社ではIoTモジュール(ビーコン)、スマホアプリ、クラウドサービス等のIoTソリューションを一貫して提供することで、家電製品等のIoT化を推し進め、「モノからの通知によって人々の生活を豊かにする」というコンセプトの実現を目指しております。
アプリックスのwebsite(投資家情報等):http://www.aplix.co.jp/
アプリックスのテクノロジー事業:http://business.aplix.co.jp/

■お問い合わせ先:
お問い合わせのページ:http://www.aplix.co.jp/inquiry/
※ 記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。




情報提供元: Dream News