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株式会社パテント・リザルトは2017年6月15日、独自に分類した電気機器業界の企業を対象に、2016年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「電気機器業界 他社牽制力ランキング2016」をまとめ、ランキングデータの販売を開始しました。
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2016年に最も引用された企業は、パナソニック、次いで東芝、日立製作所となりました。
1位パナソニックの引用された件数の多い特許には、「空調機の送風ユニット」に関する特許(特願2000-201886)や、「電気掃除機の集塵ボックス」に関する特許(特願2006-148075)が挙げられます。これらの特許はそれぞれ1社の後発特許に引用されており、前者は富士通ゼネラルの27件に、後者はシャープの13件に審査の過程で拒絶理由としてそれぞれ引用されています。
2016年に、パナソニックの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は三菱電機(812件)、次いでシャープ(467件)、キヤノン(289件)と続いています。
2位東芝の最も引用された特許は、「リチウム電池の電解液」に関する特許(特願1996-237893)で、後発の特許9件の審査過程で拒絶理由として引用されており、この9件はいずれもGSユアサの特許となっています。
このほかには、東芝ライテックとの共同出願である「照明装置」に関する特許(特願2011-225074)や、「画像の符号化・復号化」に関する特許(特許5072893)などが引用された件数の多い特許として挙げられます。
2016年に、東芝の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は三菱電機(452件)、次いでパナソニック(265件)、シャープ(231件)と続いています。
3位日立製作所の最も引用された特許は、「商品販売システム」(特願1992-035303)で、後発の特許23件に審査の過程で拒絶理由として引用されており、企業別には寺岡精工が22件、東芝テックが1件となっています。このほかには「半導体ICにおけるCMOS回路」に関する特許(特願1991-267432)や、「家電用表示操作パネル」に関する特許(特願2001-053420)などが引用された件数の多い特許として挙げられます。
2016年に、日立製作所の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は三菱電機(437件)、次いで富士通(281件)、東芝(276件)と続いています。
詳細については、ランキングデータ「電気機器業界 他社牽制力ランキング」にてご覧いただけます。
■価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/news/2017/06/fcitele.html
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