株式会社パテント・リザルトは2017年6月14日、独自に分類した鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界の企業を対象に、2016年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界 他社牽制力ランキング2016」をまとめ、ランキングデータの販売を開始しました。

この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。

集計の結果、2016年に最も引用された企業は、住友電気工業、次いで新日鐵住金、日立金属となりました。

1位住友電気工業の最も引用された特許は、「処理速度向上を図る気相処理装置」に関する特許(特願2008-232493)で、後発の特許8件の審査過程で拒絶理由として引用されており、この8件はいずれも昭和電工の特許となっています。このほかには「マルチコア光ファイバ」に関する特許(特願2010-546668)や、「電子基板などの成膜処理時の品質向上を図る気相処理装置」に関する特許(特願2009-180799)などが引用件数の多い特許として挙げられます。

2016年に、住友電気工業の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は矢崎総業(117件)、次いでトヨタ自動車(74件)、フジクラ(69件)と続いています。

2位新日鐵住金の最も引用された特許は、「溶接継手の疲労特性を改善する自動打撃処理装置」に関する特許(特許第4987816号)で、後発の特許6件の審査過程で拒絶理由として引用されており、企業別にはJFEスチール(5件)、Controlpoint(英)(1件)となっています。次いで「駆動モータなどに用いられる無方向性電磁鋼板」に関する特許(特願2008-293775)が引用件数の多い特許として挙げられます。

2016年に、新日鐵住金の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はJFEスチール(350件)、次いで神戸製鋼所(66件)、日新製鋼(36件)となっています。

3位日立金属の最も引用された特許は、「磁気回路を実装した複合部品」に関する特許(特許第4509186号)で、後発の特許6件の審査過程で拒絶理由として引用されており、企業別にはSAMSUNG ELECTRO-MECHANICS(5件)、パナソニック(1件)となっています。このほかには「周波数可変アンテナ回路」に関する特許(特許第5692086号)や、「アルミニウム多孔質材の製造方法」に関する特許(特許第5598027号)などが引用件数の多い特許として挙げられます。

2016年に、日立金属の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は住友電気工業(56件)、次いでフジクラ(25件)、三菱電機(24件)となっています。

詳細については、ランキングデータ「鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界 他社牽制力ランキング」にてご覧いただけます。

■価格:50,000円(税抜)
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https://www.patentresult.co.jp/news/2017/06/fcitste.html


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社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など

情報提供元: Dream News