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株式会社パテント・リザルトは2017年6月9日、独自に分類した繊維・紙・パルプ業界の企業を対象に、2016年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「繊維・紙・パルプ業界 他社牽制力ランキング2016」をまとめ、ランキングデータの販売を開始しました。
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2016年に最も引用された企業は、東レ、次いで東洋紡、帝人となりました。
1位東レの最も引用された特許は、「カーボン含有樹脂組成物」に関する特許(特願2001-202046)で、後発の特許8件(うち6件がマツダ)の審査過程で拒絶理由として引用されています。このほかには「蓄電デバイス用セパレータ」に関する特許(特許第5707961号)や、「バイオ材料由来グリコール」に関する特許(特許第5343628号)などが引用された件数の多い特許として挙げられます。
2016年に、東レの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は大日本印刷(53件)、次いで三菱レイヨン(52件)、旭化成(49件)と続いています。
2位東洋紡の最も引用された特許は、「偏光子保護フィルム」に関する特許(特許第4962661号)で、大日本印刷による後発特許10件をはじめとする計13件の審査過程で拒絶理由として引用されています。
2016年に、東洋紡の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は三菱樹脂(37件)、次いで富士フイルムと大日本印刷(各31件)となっています。
3位帝人の最も引用された特許は、「耐熱性ポリエステル」に関する特許(特許第5421120号)で、後発特許の8件の審査過程で拒絶理由として引用されており、これらはいずれも大日本印刷の特許となっています。
2016年に、帝人の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は三菱化学(56件)、次いで三菱樹脂(23件)、日東電工(22件)と続いています。
詳細については、ランキングデータ「繊維・紙・パルプ業界 他社牽制力ランキング」にてご覧いただけます。
■価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
https://www.patentresult.co.jp/news/2017/06/fcitpap.html
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社名:株式会社パテント・リザルト
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事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など