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株式会社パテント・リザルトは2017年6月9日、独自に分類した食品業界の企業を対象に、2016年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「食品業界 他社牽制力ランキング2016」をまとめ、ランキングデータの販売を開始しました。
この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。
集計の結果、2016年に最も引用された企業は、味の素、次いでキリンホールディングス、明治ホールディングスとなりました。
1位味の素の最も引用された特許は、「多層プリント配線板などに用いられる樹脂組成物」に関する特許(特許第5786327号)で、住友ベークライトの特許4件、太陽インキ製造の特許2件など合計10件の審査過程で拒絶理由として引用されています。このほかには「細菌を用いた代謝産物の製造」に関する特許(特許第5596902号)などが引用された件数の多い特許として挙げられます。
2016年に味の素の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は花王およびCJ CHEILJEDANG(韓)(各9件)、次いで日立化成およびキリンホールディングス(各8件)となっています。
2位キリンホールディングスの最も引用された特許は、キリンビール、松谷化学工業、三菱商事の3社による保有となっている「低カロリービール風味アルコール飲料」に関する特許(特許第4908390号)で、サッポロビールの2件、サントリーホールディングス、天野エンザイム各1件の計4件の審査過程において拒絶理由として引用されています。このほかには「アルコール感が付与された非アルコール飲料」に関する特許(特許第5591642号)や、「ヒトモノクローナル抗体」に関する特許(特許第5476517号)などが引用された件数の多い特許として挙げられます。
2016年にキリンホールディングスの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はサントリーホールディングス(13件)、次いでサッポロホールディングス(12件)、アサヒグループホールディングス(6件)となっています。
3位明治ホールディングスの引用された件数の最も多い特許は、「β-ラクタマーゼ阻害剤の医薬中間体」(特許第5903386号)で、Wockhardt(印)の5件の審査過程において拒絶理由として引用されています。国際出願である、この特許は、日本以外にも10か国以上に出願されており、中国や欧州(※)でも権利取得済みとなっています。
2016年に明治ホールディングスの特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はWockhardt(印)(6件)で、雪印メグミルク、Nestec(スイス)(各5件)と続いています。
(※)欧州特許条約に加盟している複数の国で効力をもつ欧州特許の出願先である欧州特許庁
詳細については、ランキングデータ「食品業界 他社牽制力ランキング」にてご覧いただけます。
■価格:50,000円(税抜)
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https://www.patentresult.co.jp/news/2017/06/fcitfoo.html
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社名:株式会社パテント・リザルト
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