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概要
◆2015年度の美白スキンケア市場は2,314億円。前年度比7.7%増と、この10年間で最も高い伸長率となっている。主な要因としては、訪日外国人によるインバウンド需要により、カウンセリング系ブランドが好調であったほか、資生堂の「HAKU」やポーラの「ホワイトショット」など同市場をけん引しているブランドが大きく貢献したことが挙げられる。
◆2016年度(見込)については、2015年度比3.0%増と好調推移の見通しである。美白ケアの通年化に向けた施策により美白ユーザーの単価上昇が見込まれるほか、SNS・Web広告などのデジタルコンテンツを活用することで従来よりも若い世代へのアプローチを強化していることから、同市場の裾野拡大が期待される。
◆商品面の特徴としては、単にシミのない“白肌”ではなく、くすみがなく肌の内部から生まれるような“透明肌”を追求する、“点”と“面”のトータル美白を謳ったものが多くなっている。このうち“点”については、近年はシミの濃淡やメラニンの分布が不均一であることで色ムラとなってしまうという観点から、メラニンの排出・分散を促すアプローチが増えている。一方“面”については、抗糖化や抗カルボニル化、保湿、整肌などにより炎症を抑えるアプローチを取り入れることで、紫外線を浴びていなくても濃くなってしまう“シミ”や“色ムラ”に向けたものが増えている。
◆また、最近では(1)効果実感の早さ、(2)朝・昼と夜(24時間)、(3)通年(365日)といった“時間”の概念も重要なキーワードになっている。このうち(1)効果実感の早さについては、アルビオンやポーラ、ディオールが“即効性(速効性)”をテーマに研究開発や商品投下を積極的に進めることで、早い効果実感を求める美白ニーズの取り込みを図っている。また(2)朝・昼と夜(24時間)については、朝・昼には紫外線や大気汚染、ブルーライトなど外的ダメージから肌を守るケアが、夜には日中にダメージを受けた肌を修復するケアが必要であるとして、「ホワイトルーセント」(資生堂)や「クレッセントホワイト」(エスティローダー)などが朝・昼用と夜用のアイテムを展開している。このほか(3)通年(365日)については、年間を通じた“通年(365日)美白”の意識が高まっていることを受けて、ポーラが夏場や冬場でも使用可能な商品を投下するなど、年間の使用を見据えた商品が登場している。
◆当資料では、今日の化粧品のなかでも特に関心の高い美白化粧品(スキンケア)に焦点を当て、その市場動向を主要企業別、ブランド別、種類別、成分別、価格帯別などさまざまな角度から徹底分析。美白スキンケアの今後の市場性と方向性についてレポートしている。
TPC市場調査レポート
「2017年 美白スキンケアの市場分析調査」
―トレンドワードは“時間” : “24時間・365日・即効(速効)美白”―
詳細はこちら>> http://www.tpc-osaka.com/fs/bibliotheque/mr210170349
資料体裁:A4判 147頁
発 刊 日:2017年3月23日
頒 価:87,000円(税抜)
【会社概要】
会社名:TPCマーケティングリサーチ株式会社(旧 株式会社総合企画センター大阪)
所在地:大阪市西区新町2-4-2 なにわ筋SIAビル
事業内容:マーケティングリサーチおよび調査レポートの出版
ISO27001認証書番号:IS598110
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Webサイト:http://tpc-cop.co.jp/ フリーダイヤル:0120-30-6531