ユーブロックス、タイムクリティカルRSDBサービスを分離した自動車向けWi-Fi &Bluetoothモジュールを発表

u-blox JODY-W1モジュール、インフォテインメントおよびテレマティクスのアプリケーションに最適な新製品


2017年1月31日、スイス、タルウィル - スイスのu-blox AG(日本法人:ユーブロックスジャパン株式会社、東京港区、代表 仲 哲周)は、本日、Automotiveグレードのホストベース・モジュールJODY-W1[seitz1] を発表しました。この新しいモジュールは、2.4GHzと5GHz帯域のWi-Fiに同時接続(RSDB)して利用することで高速化を実現します。


2x2 MIMO 802.11acのデュアルバンドWi-Fiとデュアルモード(Bluetooth/Bluetooth Low Energy)のBluetooth 4.2をサポートするJODY-W1は、車内ホットスポット、Wi-Fiスクリーン(Apple Car Playなど)、マルチクライアントのビデオストリーミングなど、高データレートと同時接続を必要とするインフォテインメント系およびテレマティクス系の車載アプリケーションに最適です。


RSDBにより、高データレートを必要とするタイムクリティカルなサービスを、比較的タイムクリティカルでないサービスから分離することができます。インフォテインメント系のアプリケーションでは、Wi-Fiスクリーンを5GHz帯で独立動作させ、Wi-Fiホットスポットを2.4GHz帯にすることで、時分割多重化方式でデュアルバンドをサポートするチップセットと比較すると、全体的な堅牢性と帯域ごとのデータレートを改善することができます。


「RSDB対応によりJODY-W1は、アクセスポイントまたはステーションとして、あるいはP2Pモードで、さまざまな周波数帯をパラレルに使用する場合にクラス最高のパフォーマンスを提供します。さらに、BluetoothとWi-Fiを同時利用できるので、同時接続のユースケースに最適です」と、ユーブロックス社近距離無線プロダクト・センター、プロダクト・ストラテジー部門のKilian Frankは語っています。


JODY-W1は19.8×13.8mmの市場で最小のモジュールの1つです。LTEとWi-Fiのアンテナを共存させる必要のあるアプリケーション向けに、オプションで統合LTEフィルターの搭載も可能です。このモジュールは、最高レベルの自動車向け品質要件に準拠しています。AEC-Q100準拠のBCM89359チップを搭載し、製造はISO/TS16949準拠、PPAP、8Dレポートおよびコンポーネントの完全なトレーサビリティをはじめとする自動車産業向けのサービス・レベルを提供します。


完全テスト済みエンジニアリング・サンプルの提供開始は2017年第2四半期を予定しています。


ユーブロックスについて

スイスのユーブロックス社(SIX:UBXN)は、民生、産業および自動車市場向けにワイヤレスと測位用半導体を提供するグローバルリーダーです。ユーブロックスのソリューションにより、人、自動車や機械等がそれぞれの位置を正確に決定し、さらにセルラーおよび近距離ネットワークでワイヤレス通信を行うことができます。ユーブロックスはチップ、モジュール、ソフトウェアの各ソリューションを多種用意して独自の地位を占め、OEMメーカーの皆様がIoTの革新的なソリューションを迅速かつ廉価に開発するためのお手伝いをしています。ユーブロックスはスイスのタルウィルに本社を置き、世界の各地、特に欧州、アジア、米国に多くのオフィスを構えています。詳細についてはwww.u-blox.com/ja/をご覧ください。


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情報提供元: Dream News