株式会社ビジネス社(東京都新宿区:代表取締役社長 唐津隆)は、2016年11月5日に『日本国債が暴落する日は来るのか? 低成長時代の国家戦略』を発売いたしました。

指摘するまでもなく、現在、日本経済は、さまざまな大難問をかかえています。
少子高齢化が進み、社会保障コストはふくらむ一方で、政府は毎年40兆円規模の国債を発行して莫大な借金を積み上げています。国と地方の債務残高は1200兆円規模で、毎年のGDPの2.4倍のものを返すことはできるのでしょうか。

アベノミクスがスタートして4年。依然として「道半ば」とされるなか、目玉の「異次元の金融緩和」効果にも、だんだん陰りが見えてきました。日銀は国債を毎年80兆円、つまり国の出す2年分を市場から買い入れています。マイナス金利も導入し、国債の金利(利回り)はマイナスが当たり前になりました。それでも物価上昇率2%の目標が達成できるメドは、まったく立っていません。
日本国債は、財投債を加えても全世界に九百数十兆円分(総残高)しか存在しないのですから、日銀が毎年80兆円ずつ買えば、やがてすべての国債を日銀が持ち、日本国債の市場が消滅する日が来てしまいます。ですから、いつか買い入れを止めなければなりませんが、それがいつで、そのとき何が起こるか、誰も説明していません。

そこで本書で、日本国債はいつまで発行し続けることができるか、暴落する日はくるのか、発行が限界を迎えたとき日本はどうすべきなのか、といった問題に答えていきます。
同時に日本経済の問題点、アベノミクスの帰趨、これから日本が打ち立てるべき国家戦略などについても考えます。

《本書の構成》
第1章 国債を知れば、経済の「いま」がわかる
第2章 日本国債と日本経済
第3章 米国債とアメリカ経済
第4章 中国債と中国経済
第5章 各国の国債事情と経済
第6章 オリンピックまで4年、日本経済はこうなる!

著者:榊原英資(さかきばら・えいすけ)
1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省入省後、ミシガン大学で経済学博士号取得。IMFエコノミスト、ハーバード大学客員准教授、大蔵省国際金融局長を歴任。97~99年、大蔵省財務官を務め、「ミスター円」の異名をとる。慶応義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、青山学院大学教授、財団法人インド経済研究所理事長。2004年より高校生向けの合宿研修会「日本の次世代リーダー養成塾」を定期的に開き、日本の将来を担う人材の育成にも携わっている。著書に『中流崩壊』(詩想社新書)、『戦後70年、日本はこのまま没落するのか』(朝日新聞出版)、『世界を震撼させる中国経済の真実』(ビジネス社)などがある。

榊原英資 著

(価格)1,000円+税 

〈発売日〉2016年11月5日 

〈出版元〉ビジネス社

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情報提供元: Dream News