・2015年度の70億円弱の仮想化投資が2020年度には900億円強まで拡大
・仮想化投資はコアネットワーク投資から抽出
・先行するNTTドコモとソフトバンクグループに、商用化時期がみえないKDDIグループ

本調査結果については、調査レポート「キャリア向けNFV/SDN関連市場の現状と将来予測 2016年版(http://www.mca.co.jp/pay_contents/FormMail/2016_nfv%20Report.html)」(本体価格200,000円)として発刊しています。

■調査結果抄録

2020年度に930億円まで拡大する仮想化投資
キャリア各社における仮想化投資を算出した。MCAの想定する仮想化投資とは、キャリア各社が仮想化に費やした投資を指す。NFV導入時の投資パターンは大まかに2種類が考えられ、(1)新規にNFV導入、(2)アプライアンスのNFV化となり、アプライアンスへの投資は従来投資となる。

NTTドコモを例にあげると、設備投資額は基地局(RAN)、コアネットワーク、共通設備・その他に区分することができる。そのうち、基地局が最も多く、次に共通設備・その他となり、コアネットワークは最も投資規模が小さい見込みである。仮想化投資自体はコアネットワーク投資から割り当てられるものとみている。

MCAでは、NTTドコモやKDDIグループ、ソフトバンクグループを合算した仮想化投資規模は2015年度に73億円と推定した。キャリア各社の特徴として、堅調にNFV展開を進めていくNTTドコモ、効率化やコスト削減を重視し、積極的にNFV展開を推進するソフトバンクグループとみることもできる。KDDIグループはNFV導入の商用化時期がみえないため、NTTドコモとソフトバンクグループに比べて展開が遅い。

なお、キャリア各社のNFV展開が進む2020年度には、仮想化投資が930億円まで拡大する見通しである。


図:キャリア各社の設備投資における仮想化投資推移と予測(単位:億円、MCA推定)

(出典:MCA。NTTドコモ、KDDI(au)/UQコミュニケーションズ、ソフトバンク(国内通信事業のうちモバイル)/Wireless City Planningが対象)


■調査レポート「キャリア向けNFV/SDN関連市場の現状と将来予測 2016年版」

発行日:2016年10月
判型:PDFファイル(A4版130頁)
発行・販売:株式会社 MCA
頒価:200,000円(税別)
調査期間:2016年6月~2016年9月
販売方法:印刷レポート &PDFファイル
※調査レポートの目次など詳細は「レポート目次」(http://www.mca.co.jp/pay_contents/FormMail/2016_nfv%20Report.html)をご参照ください。

■本件リリースに関するお問い合わせ
株式会社 MCA(MCA Inc.)
担当:大門(だいもん)
E-Mail:info@mca.co.jp
TEL:03-6261-2571
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情報提供元: Dream News