日本年金機構の個人情報が流出した事案を受け、総務省から「自治体情報システム強靭性向上モデル」が提示され、2005年の個人情報保護法の施行を受け、医療分野の監督官庁である厚生労働省より「医療情報システムの安全管理ガイドライン」が提示されております。また、学校教育ネットワークに対する不正アクセスを契機として、文部科学省から提示された「教育情報セキュリティのための緊急提言」では、2つの独立した要素を用いて行う方式である二要素認証や多要素認証の適用が求められおり、クレジットカード情報および取り引き情報を保持するためのセキュリティ基準となる「PCIデータセキュリティスタンダード(PCI DSS)」では、CDE(カード会員データ環境)への管理アクセスに多要素認証の適用が求められています。


このような各種監督官庁からのガイドラインを受け、EVEシリーズがもつ優位性を損なうことなく、新たに顔認証機能を追加する事により、自治体、教育施設、医療機関、金融機関等で求められるアクセス端末に対するセキュリティ対策とし、本日顔認証プラグインをリリースいたしました。


中でも顔認証機能に備わる離席ロック機能は、「医療情報システム安全管理に関するガイドライン」において示されている「入力者が端末から長時間、離席する場合には、正当な入力者以外の者による入力を防止するため、クリアスクリーン等の防止策」としてご利用いただける事が可能となります。


「EVE MA」は、拡張性の高いプラグインアーキテクチャを採用し、エンタープライズシステムの認証基盤における自在な認証要素の設定を可能にしており、これまでに生体認証の認証要素として、指紋、指静脈、手のひら静脈をカバーしており、EVEシリーズが保有する優位性を損なうことなく、新たに顔認証機能が追加され、認証要素の幅が広がっております。



【顔認証機能について】

特別な動作が不要で、カメラに顔を向けるだけのハンズフリー認証が可能です。常時監視による離席時の画面ロック機能も用意し、なりすましによる不正利用を防止します。また、専用の読み取り装置も不要で、市販のウェブカメラや端末のPC内蔵カメラを利用できるため、導入コストの低減が図れます。



【EVE MAについて】

「EVE MA」は、指紋認証などの生体認証、ICカード認証、パスワードをはじめとする様々な方式による認証をWindowsログオンからネットワーク認証、アプリケーション認証など、幅広いシステムに適用可能な認証ソリューションです。拡張性の高いプラグインアーキテクチャで、エンタープライズシステムの認証基盤における自在な認証設定を可能にします。



≪株式会社ディー・ディー・エスについて≫

当社は、指紋認証ソリューションのリーディングカンパニーとして創業以来、産学連携による技術開発に積極的に取り組んでおります。多様化する情報セキュリティ・ソリューション・ニーズに対応可能な「多要素認証プラットフォームEVE MA」および「指紋認証ソリューションEVE FA」をはじめとする情報セキュリティ製品の開発・販売を行っております。

2014年4月、オンライン認証の標準化団体であるFIDO(Fast IDentity Online)アライアンスに、国内企業として初めて加入。2015年10月には、FIDO認定製品である指紋認証デバイス “magatamaTM”を発表し、本人認証の世界を広げる新しい認証サービスの普及に努めております。


≪本件に関するお問い合わせ先≫

株式会社ディー・ディー・エス

バイオ営業部 (TEL: 03-3272-7900)

Email:sales@dds.co.jp





・プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は各社の登録商標または商標です。

・プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。また、プレスリリースにおける計画、目標などはさまざまなリスクおよび不確実な事実により、実際の結果が予測と異なる場合もあります。あらかじめご了承ください。





情報提供元: Dream News