株式会社トーハン(本社・東京都新宿区、藤井武彦社長)は、9月30日に平成28年度版『書店経営の実態』を発売しました。
本誌は、書店を企業体・店舗という視点から多角的にとらえた書店経営の指標として毎年刊行しており、本年度は全国の134企業572店舗の経営資料を集計・分析し、まとめています。

【内容】
1.百分比貸借対照表、百分比損益計算書
2.経営指標からみた書店の実態
3.分類別にみた書店の実態

◆参考資料・付表
 平成27年度のパート・アルバイト時間給/店舗別家賃について/売上高家賃比率/
出版関連指標/ジャンル別販売季節指標/経営診断レーダーチャート 
【平成28年度版の傾向】
(1) 売上高伸長率
決算書からみる売上高伸長率は、健全企業-2.12%、欠損企業-6.11%、総平均-3.36%となり、総平均では21年連続のマイナス成長となった。店舗単位での売上伸長率は、昨年の-4.1%に対し-3.3%と、昨年より小幅なマイナスにとどまっている。ジャンル別の売上前年比を見ると、文芸書が前年比101.6%、児童書も前年比99.3%と健闘している。
(2)収益性
収益性を見る売上高対営業利益率は0.30%(昨年0.47%)、売上高対販売費・管理費率は23.07%(昨年22.51%)、売上高対人件費率は11.35%(昨年11.33%)となっている。
(3)生産性
粗利益対経費率は98.72%(昨年97.95%)労働分配率は48.57%(昨年49.30%)となっている。
(4)従事者数、パート・アルバイト比率
従事者数の平均は10.0人で、内訳は社員2.7人、パート・アルバイト7.3人となり、パート・アルバイト比率は73.0%となった。




■「書店経営の実態」表紙
■立地環境別 売上高伸長率(本誌p21より)


【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社トーハン  広報室  TEL:03-3266-9587





情報提供元: Dream News