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株式会社ビジネス社(東京都新宿区:代表取締役社長 唐津隆)は、2016年7月30日に『太平洋戦争裏面史 日米諜報戦』を発売いたしました。
今では戦争に欠かせない諜報活動。その歴史は意外と新しく、日露戦争で日本軍がロシア艦隊の無線を傍受し、その行動を追跡したのが始まりだとされています。つまり、日本は諜報活動を世界でもいち早く取り入れた国だったのです。本書は、そうした諜報戦が太平洋戦争にどのような役割を果たしたのか、豊富なエピソードとともに紹介していく、これまでにない戦争解説本です。
日本が真珠湾攻撃に成功し、太平洋戦争の緒戦で快進撃したのは周知の事実ですが、実はその裏には一人の日本人スパイがいました。その知られざるスパイの諜報活動のおかげで、日本は勝利を収めることができたのです。しかし、やがてミッドウェー海戦で敗北を皮切りに、劣勢になっていく日本軍。その凋落の裏にあったのは情報の軽視でした。米軍は豊富な人材を情報機関に投入した一方で、日本軍は人材難から女子学生など情報の“素人”を動員せざるを得なくなります。
こうして日本軍は壊滅状態となり、1945年8月15日、ついに無条件降伏を余儀なくされました。なぜ情報を軽視したのか。情報を軽視するとどのような結果が待っているのか。今を生きる人へも十分に有効な教訓が詰まった、8月15日を迎えるにあたって必読の1冊の登場です。
第一章 ハワイ真珠湾攻撃を支えた日本軍スパイ
第二章 マッカーサー司令部が確立した連合軍の諜報網
第三章 米軍に漏れていた日本の「MO作戦」計画
第四章 ミッドウェー海戦はなぜ完敗したのか
第五章 強敵「ゼロ戦」の秘密を解明した米軍
第六章 米軍上陸前夜に消えたガ島の現地住民
第七章 ガ島撤退作戦の陰で繰り広げられた海中の暗号書争奪戦
第八章 米軍に読まれた日本軍船団の行動
第九章 ヤマモト機を打ち落とせ! 山本五十六大将機撃墜の真相
第十章 フィリピン・ゲリラの捕虜となった連合艦隊参謀長
第十一章 レイテ戦に大軍を投入させた幻の大勝利
第十二章 原爆搭載艦「インディアナポリス」の轟沈
平塚柾緒(ひらつか・まさお)
1937年茨城県生まれ。取材・執筆・編集グループである太平洋戦争研究会、近現代フォトライブラリー主宰。主な著書に『ブラック・チェンバー』(訳・荒地出版社)、『GHQ知られざる諜報戦・新版ウィロビー回顧録』(編・山川出版社)、『ヤマモト・ミッション』(PHP研究所)など多数。近著に『写真で見るペリリューの戦い』(山川出版社)、『玉砕の島々』『日本空襲の全貌』(いずれも洋泉社)、『八月十五日の真実』(ビジネス社)などがある。
(著者)平塚柾緒
〈価格〉1,600円+税
〈発売日〉2016年7月30日
〈出版元〉ビジネス社
著者への取材、企画ご協力、読者プレゼントご対応も承ります。
《 お問い合わせ先 》
株式会社ビジネス社 広報担当:松矢
〒162-0805 東京都新宿区矢来町114番地 神楽坂高橋ビル5F