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一般社団法人青少年自助自立支援機構(埼玉県さいたま市 理事長 皆川充 以下支援機構)は、高校の部活応援webマガジン「ナビ部」を6月にオープンした。
「ナビ部」 http:/nabibu.jp
ナビ部の正式名称は、「コンパスナビ部活応援webマガジン」。主に高校の部活動の取材記事を中心に掲載する。部活は運動部も文化部も隔てなく取材を行い、現場で撮影した動画も交え、生徒の部活の様子をいきいきと等身大のまま紹介する。取材エリアも関東・関西の都市部だけでなく、東北、四国など全国広範囲にわたっており、様々な部活動を紹介する。
2020年に東京オリンピックが決まり、高校生にスポットを当てたメディアが様々立ち上がってはいるが、「ナビ部」はそういったメディアと異なる。理事長の皆川充の話。
----「ナビ部」をオープンした意味は
「支援機構の設立母体は株式会社インター・アート・コミッティーズ(以下IAC)といい、合宿型自動車教習所の代理店最大手の会社です。ローソンやファミリーマートなどのコンビニエンス・ストアの店頭に設置した冊子やWEBで運転免許取得希望者(主に高校生や大学生)を募集し、自社のコールセンターを介して全国の教習所に送客しています。2004年よりこの事業を進めてまいりましたが、始めてからしばらくするとく免許証を取りたくても取れない青少年の存在があることに気付きました。今で言う、いわゆる「貧困の子どもたち」です。また、その後、その中に児童養護施設などで生活する、社会的養護が必要な児童が含まれていることも分かってきました。免許証を持つことで就職の幅が広がりますし、身分証明証にもなります。本来そういった児童たちにとっては必須アイテムであるにもかかわらず、親を頼れない、18歳で施設を出て自立しなければならないなどの様々な理由で取得できない児童がたくさんいる。そこでIACではそのような青少年たちに運転免許証を取得して欲しいとの思いで、2014年は企業CSRとして埼玉県下の児童29名に運転免許証を取得する費用を全額助成し(※1)ました。また、2015年はIACグループの中に一般社団法人青少年自助自立支援機構(以下支援機構)を立ち上げ、同じく埼玉県下の社会的養護が必要な児童49名に運転免許証取得費用を助成しました。今年度は150名の助成を予定しています。
私たちは、社会全体で彼らを支える仕組み作りを目指しています。また、同時に、児童養護施設の児童だけでなく、同世代のすべての青少年たちを応援すべきだと考えています。世代人口の縮小、貧富の二極化といった彼らを覆う現実を社会全体でカバー、フォローしていかねば、いずれ社会が立ち行かなくなると考えたからです。この活動を『コンパスナビ活動』といいます。社会的養護が必要な児童には、高校を卒業する時にコンパスナビ運転免許取得助成制度で免許取得をフォローします。全日制でも定時制でも、元気に部活を頑張っている高校生に対しては、『ナビ部』を中心に、『コンパスナビTV(※2)』、『コンパスナビTwitter(※3)』などのメディアを通じて紹介し応援する。社会の中でいくつもの『コンパスナビ』が触媒となり、青少年の〈強く生きる〉と〈繋がる〉をサポートしていきたいと考えています」
----「ナビ部」はオリンピックブームとは関係ないということか
「もちろん東京オリンピックを目指している選手も紹介しますし、緩やかに活動しているような部活であっても、私たちは進んで取材してまじめに取り組んでいる姿を紹介していきます。目的がブームに乗ることではなく、青少年全体を応援していきたいと言う気持ちから生まれたものなので、東京オリンピックが終わっても、ずっと彼らを応援し続けていきます。また、昨年、『コンパスナビマガジン』と言うフリーペーパーを創刊して、首都圏と関西圏の高校部活動を紹介してきた経緯があるのですが、webで展開する方がタイムリーに、かつ動画などはるかに多くの情報を届けられますし、高校生たちと一緒に何かを始めることもやりやすい、ということで6月よりwebに移行することにしました」
ナビ部は、運動部に限らず、文化部、生徒会活動、などすべての高校生にスポットを当てた、これまでにないwebサイトを目指している。また、全国の高校部活のリンク集も現在構築中で、まずは高校野球にあわせ、全国の高校の野球部のリンク集を掲載している。このリンク集ができると、全国の部活の情報が集約されるため、欲しい情報が手に入る仕組みだ。毎日訪れる楽しみもある。「きょうのことば」は、著名人の言葉を日替わりで紹介。6月は、あの長嶋茂雄氏の様々な語録を紹介している。大人には、くすっと笑ってしまうおなじみのフレーズが多々あるが、屈託のない長嶋氏の言葉は、今の高校生にとってみると、逆に新鮮に受け入れられるのではないだろうかと考えている。実際に毎日のビュー数では上位にランキングされている。
部活をただ紹介するだけではなく、高校生たちを巻き込んだ、新たなムーブメントも起こしていく「ナビ部」。これからのナビ部の動きに注目して欲しい。
※1)国から助成される資格取得の為の措置費(27年度 56570円)を除いた全額
※2)2016年4月スタートした、様々な部活を紹介する5分のTV番組。千葉テレビから始まり、毎月様々な地方を訪れ、その地域の学校をその地域の地方局で放送する。6月は兵庫県サンテレビ、7月は神奈川県のテレビ神奈川。ナビ部では、最新のTV動画もまとめて見ることができる。
※3)Twitter「ナビ部編集部」 https://twitter.com/COMPASS_navi
お問合せ
ナビ部編集部
一般社団法人青少年自助自立支援機構(コンパスナビ)内
http://nabibu.JP
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担当/編集長 蟻田(ありた)