株式会社パテント・リザルトは2016年5月25日、独自に分類した鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界の企業を対象に、2015年の特許審査過程において他社特許への拒絶理由として引用された件数を企業別に集計した「鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界 他社牽制力ランキング2015」をまとめ、ランキングデータの販売を開始しました。

この集計により、直近の技術開発において競合他社が権利化する上で、阻害要因となる先行技術を多数保有している先進的な企業が明らかになります。

集計の結果、2015年に最も引用された企業は、住友電気工業の2,205件、次いで新日鐵住金の2,015件、日立金属の1,203件となりました。

1位住友電気工業の最も引用された特許は、昨年に引き続き「マルチコア光ファイバ」(特願2010-546668)で、後発の特許10件の審査過程で拒絶理由として引用されており、企業別にみると、フジクラの3件、日立金属の2件などとなっています。このほかには「濾過用平膜エレメント」に関する特許(特許第5369278号)や「超電導コイル」(特許第2980097号)などが引用件数の多い特許として挙げられます。

2015年に、住友電気工業の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は矢崎総業の109件、次いでトヨタ自動車の74件、古河電気工業の73件と続いています。

2位新日鐵住金の最も引用された特許は、「耐食性と加工性に優れた表面処理鋼板」に関する特許(特願2000-324502)で、後発の特許6件の審査過程で拒絶理由として引用されており、企業別にはBLUESCOPE STEEL LTD(豪)の4件、JFEスチールの2件となっています。次いで「製缶加工用素材としての容器用鋼板」に関する特許(特許第4886811号)が引用件数の多い特許として挙げられます。

2015年に、新日鐵住金の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業はJFEスチールの434件、次いで神戸製鋼所の77件、トヨタ自動車の29件となっています。

3位日立金属の最も引用された特許は、「アルミニウム多孔質材の製造方法」に関する特許(特許第5598027号)で、後発の特許13件の審査過程で拒絶理由として引用されており、この13件は全て住友電気工業の特許(内、8件は富山住友電工との共同出願)となっています。このほかには、「半導体モジュール」に関する特許(特願2007-066174)や、「アクチュエータ」(特許第4774873号)などが引用件数の多い特許として挙げられます。

2015年に、日立金属の特許によって影響を受けた件数が最も多い企業は住友電気工業の79件、次いでトヨタ自動車の23件、東芝、村田製作所の各22件となっています。

詳細については、ランキングデータ「鉄鋼・非鉄金属・金属製品業界 他社牽制力ランキング」にてご覧いただけます。

■価格:50,000円(税抜)
お申し込みは下記URLをご参照ください。
http://www.patentresult.co.jp/news/2016/05/fcitste.html


<<特許・技術調査レポートについて>>
http://www.patentresult.co.jp/report/index.html


<<特許分析セミナー情報>>
http://www.patentresult.co.jp/seminar/


<< 本件に関するお問い合せ先 >>
株式会社パテント・リザルト 営業グループ
Tel:03-5835-5644、Fax:03-5835-5699
ホームページURL:http://www.patentresult.co.jp/


<< 会社概要 >>
社名:株式会社パテント・リザルト
住所:〒111-0053 東京都台東区浅草橋5-3-2 秋葉原スクエアビル4 階
事業内容:特許分析ソフトウェア、技術力評価指標の開発・販売、情報提供など

情報提供元: Dream News